2020年6月2日火曜日

ロジャー・ムーアの007

2020年5月、ロジャー・ムーア主演の『007』シリーズをTV観賞した。第8作から第14作まで。公開は1973年から1985年にかけて。ロジャーは46歳から58歳になった。
イギリスの諜報機関の工作員ジェームズ・ボンドの活躍を描く映画シリーズ。人を殺めても顔色一つ変えないボンドには若干抵抗があるが、娯楽映画なので気楽に楽しむべきだとも思う。
女とセックスしまくるのはショーン・コネリーのボンドと同じだが、ワイルドさはショーン・コネリーほどではない。ハンサムでダンディでユーモアがある洗練された英国紳士という感じだ。そして、洒落たジョークを多く飛ばしている。こんなオッサンになりたかったが、私が飛ばすジョークは周りから苦笑いされるばかり。それにしても、彼がショー・コネリーよりも3歳年上である事を知った時は驚いた。ハンサムな男は本当に若く見える。ジェームズ・ボンドは、ロジャー・ムーアが一番好きだ。
1977年公開の第10作『私を愛したスパイ』から、前作までに感じていた古臭さが和らぎ始めた。私の感性ではそう感じるだけで、多くの方にはまだ昔の古臭い映画かもしれない。ロジャーが50歳の時の作品だが、彼はまだ30代に見える。奇しくも未だに好きな『スター・ウォーズ』の第1作目が公開された年。1970年代後半以降が、アクション映画における私の許容範囲なのだろう。だが、カーアクションに関しては、当たり前の事だが、『ワイルド・スピード』の方が凄い。1983年公開の『オクトバシー』から、ボンドに青年っぽさが無くなった。公開時ロジャーは56歳だから無理も無い。逆に、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で走りまくっていた公開時56歳のトム・クルーズの体力は、驚異的だと思う。
ボンド・ガールに関しては、『死ぬのは奴らだ』のジェーン・シーモア、『ムーンレイカー』のロイス・チャイルズ、そして『ユア・アイズ・オンリー』のキャロル・ブーケの美しさが印象に残っている。



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