2020年6月20日土曜日

ミッション:インポッシブル3

2020年6月、『ミッション:インポッシブル3』をTVにて初観賞。CIAの極秘諜報部隊IMFのエージェント、イーサン・ハントとその仲間達が活躍するスパイ映画シリーズの第3作。2006年公開。
作品としては、第1作および第2作よりも面白かった。監督はJ・J・エイブラムス。『スター・ウォーズ』シリーズ第7作と第9作の監督でもあり、2作品ともSF映画の割には面白い。
フィリップ・シーモア・ホフマンが、静かだが恐ろしい悪党を好演していた。独特の雰囲気を持った演技の上手い俳優さん。初めて観たのは、クリス・オドネルと共演していた『セント・オブ・ウーマン』。脇役なのに独特の雰囲気を漂わせていた。しばらくの間、ジャック・ブラックと混同しがちになったが、ローラ・リニーと兄妹を演じた『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』での、愛すべきダメ兄貴ぶりには魅せられた。世間的には、彼の代表作はオスカーを獲得した『カポーティ』らしい。まだ未観賞なのでいつか観たい。残念ながら、2014年に他界。キャリー・フィッシャーは2016年に、彼女と友達だったジョン・ベルーシはかなり前に36歳で逝去。御三方ともに死因は薬物乱用。悲しい末路だ。好きだった俳優さんたちだっただけに切ない。
そして、前作までそれほど好きではなかったトム・クルーズ。本作の彼は良い感じだった。公開時44歳。青年でありつつも大人の雰囲気が漂っていて、好感が持てた。そして、今回もアクションはハンパなかった。
ショーン・コネリーやロジャー・ムーアが演じていたジェームズ・ボンドは、手当たり次第に美女と寝ていたが、トム・クルーズが演じるハントは、愛する女性とだけ深い関係になる。ハントの方が好きだが、よくよく考えると、彼は男としてごく当たり前の行動を取っているだけだ。007は純粋な娯楽作品。感動を期待してはいけない。

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