2024年12月20日金曜日

映画『サウンド・オブ・フリーダム』(2023年)

アメリカのドラマ映画。アレハンドロ・モンテベルデ監督作。主演はジム・カヴィーゼル。

南アメリカのある国からアメリカへ密輸入された少女を救うべく奮闘するある男の物語。

人身売買組織と小児性愛者の存在がおぞましい。幼児誘拐は、身代金で解決するならまだしも、性の商品化につながるとなると鬼畜の所業だ。アメリカでは、黒人は解放されたが、密輸入された児童の奴隷化が蔓延っているらしい。哀しい現実だ。2004年に公開された『マイ・ボディガード』の頃と小児誘拐の実態がそれほど変わっていないという現状にも暗澹となった。

無料で映画を観賞できるサービスやエンドロールでのスタンドプレイのようなメッセージは確かにやり過ぎの感はあるが、野心家のハッタリはそれが善意であればそれほど悪いものでも無い。本作を批判する人は小児性愛者かもと疑ってしまう。

2024年12月9日月曜日

映画『トムとジェリー』(2021年)

アメリカのコメディ。ティム・ストーリー監督作。主演はクロエ・グレース・モレッツ。

ホテルで働き始めた、ある若い女性のお話。

実写映画にアニメのキャラクターのままの姿で出演しているトムとジェリーには違和感を覚えたが、主人公を演じたクロエ・グレース・モレッツは終始可愛らしかった。

エル・ファニングと同様に子役の頃からずっと可愛らしいクロエ。最近、性的マイノリティに否定的なトランプを批判しつつ、ゲイである事を告白。その勇気は称えたいと思う。

彼女の意に反してトランプが大統領になる。今後、世界はどうなっていくのだろう。

2024年12月5日木曜日

映画『マイ・ボディガード』(2004年)

アメリカのサスペンス映画。トニー・スコット監督作。主演はデンゼル・ワシントン。ダコタ・ファニング出演。

少女と彼女を守るために雇われたボディガードとの歳の差を超えた友情。

デンゼルとダコタが19年ぶりに再共演した『イコライザー THE FINAL』を観てまた観たくなった。

本作の頃のダコタは本当に可愛らしい。2019年公開の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では気の強そうなアメリカ女になっていた。観覧後にそれに気づいた時は、妹のエル・ファニングは大人になっても可愛らしいままなだけに、余計にびっくりした。子役も様々だ。

公開時のメキシコでの幼児誘拐の実態がシリアスに描かれた、デンゼルのクールな演技とシャープなアクションが冴えたなかなかのクライム・サスペンス。

2024年11月28日木曜日

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024年)

日本のドラマ映画。呉美保監督作。主演は吉沢亮と忍足亜希子。

息子の母への想いが詰まった実話ならではの絆と愛の物語。

親に甘えてグレつつも次第に彼らの有難みを知るというありきたりな話をコーダの青年に語らせているだけに見えたが、美青年、吉沢亮演じる主人公、大のダサさが際立たせていた、ろうあ者である彼の母、明子の心の美しさに終盤で胸が締め付けられた。明子を演じた忍足亜希子の笑顔もまた美しかった。

2024年11月13日水曜日

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024年)

アメリカのスリラー映画。アレックス・ガーランド監督作。主演はキルスティン・ダンスト。

新人戦場カメラマンの成長譚。現場のおぞましさに怯えて嘔吐までするも土壇場で覚醒。若さゆえの恐れ知らずな激写に戦慄が走った。

主演のキルスティン・ダンストは、年取ったけど今が一番美しいかも、と思えるほど綺麗に見えた。

国外だけではなく国内でも戦争を始める、死の商人のお得意先アメリカの悲喜劇。どうしてもケネディ暗殺の黒幕とも言われている軍産複合体の存在が頭にちらついてしまった。ほかに何か深い意味があったのかもしれないが、私には感じとれなかった。

日本で内戦が起きるとしたら、大阪が名古屋と福岡を唆して東京に攻め入るのかな。だが、肝心の武器が無い。自衛隊を引き込んだとしても在日米軍にばれて簡単に潰されて挙句の果てには3発目の原発を落とされる目に遭うかもしれない。クーデターなんか起きて欲しくない。

2024年11月6日水曜日

映画『HAPPYEND』(2024年)

日米合作の青春映画。空音央監督作。主演は栗原颯人と日高由起刀。

近未来の日本の高校で、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』を彷彿とさせる、ある事件が起きる。

どこからかのゴリ押しで出演できていそうなタレントが皆無の爽やかなキャスト。外国籍の学生が多くて新鮮だが、普通の青春物。よくありがちな場面であるものの、社会に飼い慣らされた大人たちに若者たちが歯向かう姿は、脛齧りのくせに!と思いつつも微笑ましい。

そして、ヘラヘラしていたユウタが終盤に見せる漢気の軽妙なカタルシスが沁みた。

2024年11月1日金曜日

映画『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』(2020年)

スウェーデンとアメリカ合作のパニック映画。ミカエル・マルシメーン監督作。主演はアリソン・ウィリアムズ。アレクサンダー・ドレイン出演。

元カップルが共通の友人の結婚式に出席するため偶然小型飛行機に搭乗するも、その操縦士が心臓発作で急死してしまい、生き延びるために二人で必死に協力しあうお話。

邦題が漫画っぽいのでずっと敬遠していたが、たったの92分だったので観てみた。

想像以上に面白かった。パニック映画であると同時になかなかの恋愛映画。劇中の元カップルを演じた主演俳優たちは公開後に結婚して子を儲けている、という事を知った時は彼らのノロケ話を延々と聞かされた気分になった。

2024年10月31日木曜日

映画『侍タイムスリッパー』(2024年)

日本のドラマ映画。安田淳一監督作。主演は山口馬木也。

幕末の侍が現代の京都にタイムスリップして時代劇の俳優として活躍するお話。

タイムスリップ物は好きではないし、現在からは、過去には行けても未来には行けないと言われているが、大好評だったので観てみた。

序盤から中盤にかけては、低予算の割には面白いな、と思った程度だったが、もう一人の侍が現れてから最後まで惹き込まれ続けた。

斬殺への悔恨。同胞の悲劇。会津と長州の確執。

本物のタイムスリッパーが監督に直接アドバイスしていたのでは、と思えるほど侍たちの考え方、処し方、生き方がリアルで、それらにシビれた。時代劇というより侍へのオマージュに感じた。

2024年10月26日土曜日

映画『イコライザー THE FINAL』(2023年)

『イコライザー THE FINAL』。アメリカのアクション・クライム映画。アントワーン・フークア監督作。デンゼル・ワシントン主演。ダコタ・ファニング出演。

『イコライザー』シリーズの3作目。その圧倒的な強さで、ジョン・ウィックとは違って怪我もせず、悪者を皆殺しにするマッコール。非現実的な強さだが、演じるデンゼルの佇まいがそれをリアルに感じさせてくれる。極悪者しか殺さないので人が死ぬという悲しみの感情も全く湧いてこない。カタルシスも感じられる勧善懲悪の殺人ショーだ。

本作も面白かった。

子役時代にデンゼルと『マイ・ボディーガード』で共演したダコタ・ファニングも出演。大人の彼女の顔が、終盤のデンゼルとある部屋で二人だけになった場面で子役時代の表情と重なった時、感慨深くなった。

しかし、正直、シリーズ1作目で共演していたクロエ・グレース・モレッツとの再会を観たかった。

2024年10月20日日曜日

映画『あんのこと』(2024年)

『あんのこと』。日本のドラマ映画。入江悠監督作。主演は河合優実。

下衆な父母の数だけ不幸な児童がいる。親の洗脳から解放されるのに時間がかかる素直すぎる子が特に哀しい。そんな彼らに下心を持つ大人が善人面して近づいてくる。醜悪で残酷な世界だ。そんな悲惨な現実が描かれた本作は観てて辛かった。救いは儚げな主役の河合優実が時折見せた笑顔。

薬物常習者は自殺をしないらしい。快楽地獄だな。

稲垣吾郎の役はチャンスを待っているまだ売れていない役者でよかったのでは。

ラストを思うと『市子』以上の悲劇だ。実話だとは信じ難い。

2024年10月17日木曜日

映画『イコライザー2』(2018年)

アメリカのアクション・ドラマ。アントワーン・フークア監督作。主演はデンゼル・ワシントン。

元情報機関の凄腕工作員であるマッコールが、前作とは違って、タクシー運転手をしながら悪党達を始末するお話。

任務を忠実に遂行して殺人を重ねてきた情報機関の工作員の倫理観が壊れる様が哀しい。だが、正義を貫き続けるのもしんどい事なのだろう。 それでも、マッコールは正義を貫き通し続けて、不良グループに引き込まれそうになっていた、個人的に親しくなった青年をも救い出す。

前作同様、ビル・プルマンが出演。いい年なのに相変わらず人の良さそうな笑顔を見せていた。そして、デンゼルの戦闘時の動きもまた相変わらず鋭い。

2024年10月8日火曜日

映画『ポテチ』(2012年)

日本のドラマ映画。中村義洋監督作。原作は伊坂幸太郎。

木村文乃だけでなく松岡茉優まで出演しているのでずっと気になっていて、観てみた。木村文乃はこの頃からお綺麗だ。

大森南朋が演じていた男のサイコパスぶりが可笑しかった。

12年前の作品。少し古く感じた。

主演の濱田岳はチャーミングだが、印象薄め。

2024年10月4日金曜日

映画『イコライザー』(2014年)

アメリカのアクション・スリラー。アントワーン・フークア監督作。デンゼル・ワシントン主演。クロエ・グレース・モレッツ出演。

アメリカの情報機関の凄腕エージェントだった過去を持つマッコールが、彼の行きつけの飲食店で出会った若い娼婦アリーナの不遇を悲しみ、彼女の為に悪党達と戦う物語。

マッコール役のデンゼル・ワシントンは公開時59歳。歳を考えると、体の切れが驚異的だ。存在感も半端無い。殺し屋としても完璧だった。ジョン・ウィックよりも好きだ。そして、アリーナ役のクロエ・グレース・モレッツが可愛らしすぎて演技も素晴らしかった。

アクション映画だけど割とシリアス。

2024年10月2日水曜日

映画『ぼくのお日さま』(2024年)

日本のドラマ映画。奥山大史監督作。主演は越山敬達。池松壮亮出演。

フィギュアスケートの稽古中に何かがひっかかって浮かない表情を見せていた少女さくら。生意気さの全く無い純真で愛らしい吃音症の少年タクヤとアイスダンスをするようになり自然と笑顔がこぼれ出してコーチとも打ち解け始めるが、ある事実を知る。

違和感から嫌悪感。嫉妬。誤解。

哀しすぎるお話。意味のあり過ぎる何気ないキャッチボールに心がえぐられた。

カンヌ映画祭ってこういうお話が好きだねえ、とも思った。

2024年9月20日金曜日

映画『インサイド・マン』(2006年)

アメリカのクライム・サスペンス。スパイク・リー監督作。主演はデンゼル・ワシントン。

初めて観た時は難しく感じて理解できなかった。だが、再観賞の今回は楽しめた。面白かった。また、ジョディ・フォスターおばちゃんになったな、と前回は感じたが、2回目は、まだ綺麗じゃん、と思った。

観る時の年齢で作品の見方も変わる。

2024年9月19日木曜日

映画『虎狼の血』(2018年)

日本の犯罪映画。白石和彌監督作。原作は柚月裕子の同名小説。主演は役所広司と松坂桃李。

暴力団物は好きではないが、刑事が主役なので観てみた。しかし、もろヤクザ映画だった。警察と暴力団は今も上ではつながっているのだろうか。

豚の糞を食わせるやくざたちの蛮行には肝が冷えた。この映画の原作が女性であることにも驚いた。そして、物語の真実が間抜けすぎた。

役所広司さんの存在感が素晴らしい。今や人気俳優の中村倫也さんのちんけなチンピラぶりも面白い。

2024年9月17日火曜日

映画『ハート・ロッカー』(2008年)

アメリカの戦争映画。キャスリン・ビグロー監督作。主演はジェレミー・レナ―。

イラク戦争中のアメリカ軍危険物処理班の活躍が描かれている。

緊迫感あふれる映像に終始魅せられたが、それ以外は普通の戦争映画に思えた。だから、観賞後、アカデミー賞を6部門受賞していることに驚いた。戦争の当事者だったアメリカ人には心に響いたということか。しかし、さらに驚いたのは、監督が女性だった事。あの男臭い世界をよくぞ描けたと感心した。

男勝りの女性はいる。弱弱しい男もいる。監督が男でなければいけないというのはない。

2024年9月14日土曜日

映画『シライサン』(2020年)

日本のホラー。安達寛高監督作。

割と好きな飯豊まりえ主演ということで観てみた。彼女は可愛らしかった。しかし、陰惨な姿の幽霊に何度かビビったが、それだけだった。そして、怖い話って面白がって聴くべきではない、と感じた。

映像の中の霊は、誰かの想像物なので、一時的にビビるだけでそこまで怖くは無い。呪いや祟りの話は、多少は信じているが、薄気味悪いし、好きではないし、考えたくもない。しっかり睡眠を取って脳を休ませれば幻覚を見ることも無いはずだ。

2024年9月13日金曜日

映画『人生の特等席』(2012年)

アメリカのドラマ映画。ロバート・ロレンツ監督作。主演はクリント・イーストウッド。

野球愛と父娘愛に満ち溢れた物語。

イーストウッドの頑固爺ぶりが面白くてその娘を演じたエイミー・アダムスもまたチャーミングでなかなかのドラマだったが、パソコンのデータだけを見て選手を実際に見ないスカウトとか本当にいるのかとか思ったりした。最後の展開も出来すぎに感じた。映画だからあれでいいのかもしれないが、私は好きになれなかった。クリントが監督だったらとすら思ってしまった。

序盤でスコット・イーストウッドが父のクリントと喋りながら現れた時は少し笑ってしまった。仲が良い親子だ。

2024年9月12日木曜日

映画『ブルーピリオド』(2024年)

日本の青春映画。萩原健太郎監督作。原作は山口つばさ作の同名漫画。主演は眞栄田郷敦。

絵の魅力に取りつかれた若者たちの青春。

描画の奥深さや彼らの東京藝術大学を目指す情熱は絵心の無い私には興味深くて、それほど劇的ではなくて安っぽいロマンスも無い静かな作風にも魅せられた。主人公の絵画への情熱が高まるにつれて、なれ合いではない真の友人たちと彼と間に生まれた真の友情にもシビれた。

長身で金髪の似合う眞栄田郷敦の憂いのある佇まいがカッコよくて美しかった。絵になる男だ。小柄なイケメン、板垣李光人もコミュ障でおたくっぽい役が上手い。ただ、リア充を僻んだ目で見る様が私の知っている彼と違っていて少し驚いた。

2024年9月10日火曜日

映画『ルックバック』(2024年)

アニメーション映画。押山清高監督作。原作は藤本タツキ。

一心不乱に漫画を描き続け力尽きたら雑魚寝して目が覚めたらまた描き続けた藤野と京本。絵を通じて出会って生まれた友情、絆、愛。いつまでも心のどこかで繋がり続けていた二人の哀しくも微笑ましい物語。

大評判だったので観覧したが、おっさんの私には女の子たちの青春は少し遠かったため、心までは響かず。それでも、ラストは沁みた。人生は続く。

そして、観覧後、絵を描くことに情熱を燃やす若者たちが描かれている『ブルーピリオド』を観る気になった。

2024年9月7日土曜日

映画『グランド・イリュージョン』(2013年)

アメリカのミステリー・ドラマ映画。ルイ・ルリエ監督作。主演はジェシー・アイゼンバーグ。

4人の名マジシャンが何者かの指示を受けてチームとしてマジックを繰り広げるお話。

メンタリズムは心理学でもあるので興味はあるが、マジックを見ていると、知的で凄いとは思うもののそのトリックを見破ろうとする気にはなれない。無駄な時間に思えてしまう。マジック・ショーは、そのマジックの素晴らしさを披露するためだけのもので、よほどのマジシャンではない限り、スポーツ観戦とも違って人間ドラマを感じられない。

本作はスタイリッシュでなかなかのミステリーだったが、マジックが好きではないため、それほど好きにはなれなかった。

2024年9月6日金曜日

映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(2024年)

日本の青春映画。小林啓一監督作。

アイドルの平手友梨奈が主演した『響 -HIBIKI-』(2018年作)がとてもよかったので期待して本作を観てみたが、主演で「櫻坂46」のメンバーの藤吉夏鈴の演技は、特に下手とは思わなかったものの、あまりにも普通過ぎたので眠気との戦いとなった。だが、お目当てだった高石あかりは輝いていた。特に高嶋政伸との対決は観応えがあった。

終盤は想像を超えた怒涛の展開で面白かった。カタルシスがえぐかった。観終わった後にもう一回観たいと思った。

藤吉夏鈴は最後まで低調で、やはり、アイドルを安易に主演させるのは問題があるなと思った。しかし、川栄李奈や深川麻衣といった私が好きな役者さんも元アイドルでもあるので今後も頑張って頂きたい。

2024年9月3日火曜日

映画『彼女が目覚めるその日まで』(2016年)

カナダ、アイルランド、アメリカの合作ドラマ映画。ジェラルド・バレット監督作。主演はクロエ・グレース・モレッツ。

突然謎の症状に苦しみ始めて何かの発作まで起こしてしまった若い女性の物語。

精神的な苦しみだったら、誰にも信じてもらえなくても、「こいつら馬鹿だからな」と思えば済む話だが、原因不明の何かに脳や体が苦しめられている時にその苦しみを誰にも分かってもらえないと絶望するだろう。そんな様を主演のクロエ・グレース・モレッツがチャーミングに熱演。彼女は本当に何をやっても可愛らしい。

自分の話を誰も信じてくれず途方に暮れる『SMILE/スマイル』の主人公を観て本作を思い出した。

2024年8月31日土曜日

映画『悪魔を憐れむ歌』(1998年)

ホラー映画。グレゴリー・ホブリット監督作。主演はデンゼル・ワシントン。

目に見えない悪魔が人に乗り移るお話。

『SMILE/スマイル』と似ているが、本作はそれほど複雑でもないのですごく怖かった。魂に憑りつかれるのは本当に恐ろしい。目に見える妖怪や霊は分かってもらえるかもしれないが、目に見えないものを誰かに信じてもらうのは本当に難しいと思う。

「ローリング・ストーンズ」の「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の印象が本作の観賞後に変わった。あの猫はあの後どうなったんだろう。続編があったら観てみたい。

2024年8月30日金曜日

映画『SMILE/スマイル』(2022年)

アメリカのホラー映画。パーカー・フィン監督作。主演はソシー・ベーコン。

人の強い念や呪いや祟りのようなものが人の心に乗り移った様が怖かった。だが、途中から複雑になってきてついていけなくなった。そもそも、主人公の子供の頃からのトラウマの描写は必要だったのだろうか。ホラーは複雑になるにつれて恐ろしさが減る、と感じた。これはホラー好きか知能が高い人しか楽しめないのでは、とすら思った。

観賞後に主演のソシー・ベーコンがケビン・ベーコンの娘だと知って驚いた。彼のファンだっただけに気づけなくて悔しかった。

2024年8月29日木曜日

映画『あのコはだぁれ?』(2024年)

日本のホラー。清水崇監督作。主演は渋谷凪咲。

Jホラーを初めて映画館で観覧。怖さは自分の部屋で観るよりも倍増するかな、と思ったが、逆だった。見ず知らずの他人でも、一緒に観ている人がいるのといないのとでは全然違う。夜遅くに一人で部屋の電気を消して観るのが、おそらく、一番怖い。日頃からホラーを観る時は常に昼か、夜でも早い時間に部屋を明るくして観ることにしている。

B級映画にありがちな端役の演技の拙さに白けてしまった。やはり、演技の上手い役者たちばかりの作品とは違う。それでも、映画初主演の渋谷凪咲は初めての割には好印象。彼女のファンには堪らない作品だろう。私も、全く好きではなかったが、少し好きになりかけた。

そして、ラストが衝撃的。総合的にも面白かった。ロングランの理由も分かった。

2024年8月26日月曜日

映画『逃亡者』(1990年)

 『逃亡者』。アメリカのアクション・スリラー映画。マイケル・チミノ監督作。主演はミッキー・ローク。

アンソニー・ホプキンスも出演。翌年の『羊たちの沈黙』でのレスター博士役とは全く違って冴えないおじさん役だ。

作品としても、あの同名タイトルのアカデミー受賞作品と違って古臭く感じた。

しかし、ミッキー・ロークはセクシーでカッコよかった。

2024年8月25日日曜日

映画『犬神家の一族』(1976年)

『犬神家の一族』。日本のミステリー・ドラマ映画。市川崑監督作。主演は石坂浩二。原作は横溝正史の小説。

胸糞というほどではないが、気分が重くなる作品。

高峰三枝子さんが、特にクライマックスの場面で綺麗だった。その不敵な面構えに漂う色気が凄かった。若い島田陽子さんよりも断然綺麗だった。

草笛光子さんも出演。公開当時は40代前半。抜群の存在感だった。そして、現在は90歳。今年公開された『九十歳。何がめでたい』にも主演している。とても息の長い役者さんだ。

頭のふけが多い金田一耕助。私も学生時代は多かったが、髪が薄くなるにつれて減っていった。年を取った。

2024年8月23日金曜日

映画『追い詰められて』(1987年)

アメリカのアクション・スリラー映画。ロジャー・ドナルドソン監督作。主演はケビン・コスナー。

ケビン・コスナーとジーン・ハックマンが共演しているので観てみたが、彼らの演技というよりスリラー映画として魅せられた。そして、最後にちょっとした驚きが待っていた。残念ながら、作品自体は同年に公開された『アンタッチャブル』と違って古く感じた。

コスナーの白い軍服に違和感。『JFK』や『13デイズ』の時のようなスーツ姿の方が好きだ。

映画『リング』(1998年)

『リング』。日本のホラー。中田秀夫監督作。主演は松嶋菜々子。真田広之出演。

子供の頃からビビり症なのでホラーは苦手だった。ただ怖がっているだけのくせに、楽しくもない怖いだけの映画を観る理由が無い、と周りには言っていた。また、そのグロさも苦手だった。だが、そのグロさへの苦手意識は『カメラを止めるな!』が解消してくれた。よく考えれば当たり前の話なのだが、グロい映像は作り物である、ということを具体的に知れて、それ以降は割とグロさにも耐えられるようになった。そして、暑さのせいもあり、今夏はホラー映画を徐々に観始めた。

四半世紀以上も前の本作を初観賞。ホラー好きの友人には、いろんな作品に影響を与えているヒット作なので、公開時はとても怖かったけど、今だったら既視感もあったりして古臭く感じるかも、と言われていたが、案の定、数回ビビらされただけでそれほど怖くは無かった。公開された当時は誰もが怖いと言っていたので、こんなものか、と拍子抜けした。

あの有名なシーンは、恐れおののく真田広之を観ながら、まるでコントだな、と思った。

リアルには感じられない想像上の霊にそれほど怖さは無い。効果音や恐ろし気な映像に一時的にビビッてしまうだけだ。


2024年8月21日水曜日

映画『へレディタリー』(2018年)

『ヘレディタリー/継承』。アメリカのホラー。アリ・アスター監督作。トニ・コレット主演。

ホラーの傑作と聞いていたので期待していたが、数回ビビらされるも、概ね薄気味が悪かっただけの印象。唐突に始まった儀式には苦笑いしてしまった。そして、『来る』でも感じたが、ホラーの登場人物は大勢だと怖さは半減すると感じた。

一番薄気味悪かったのは、精神的に病んでいる主人公の怯えと絶望が入り混じった表情。

アリ・アスターは本作で監督デビュー。2作目『ミッドサマー』は、フローレンス・ピュー見たさに観たが、本作同様、概ね薄気味悪いだけでさほど怖くも無く好きにもなれなかった。彼と私は相性が悪いようだ。

2024年8月20日火曜日

映画『あの頃。』(2021年)

『あの頃。』。日本のドラマ映画。今泉力哉監督作。松阪桃李主演。

アイドルファンの青年たちの青春が描かれている。

アイドルは嫌いではないが、本作の主人公たちほど好きでもない。それにしても変な奴らだった。観賞後、実話を基にして撮影されたと知った時は、にわかには信じられなかった。作品もそれほど好きになれず。

あややは好きではなかったが、引退式の石川梨華は綺麗だった。懐かしかった。それだけが救いだった。

2024年8月19日月曜日

映画『デッドプール&ウィルヴァリン』(2024年)

 『デッドプール&ウィルヴァリン』。アメリカのスーパーヒーロー映画。ショーン・レヴィ監督作。

デッドポールは可笑しかったが、ウィルヴァリンは『ローガン』で終わりで良かったと思う。X-MENやアベンジャーズに詳しくないのでよく分からない話が多くて白けてしまった。それに、マルチバースを管理する機関があるなんて漫画すぎる。20世紀FOXとディズニーの間の確執にも興味が無い。愚痴っぽい感想が多めの観賞となった。

2024年8月18日日曜日

映画『来る』(2018年)

ホラー映画。中島哲也監督作。

途中まで、ビビり症の私には少し怖くて、これは一種のファンタジーだ、と必死に自分に言い聞かせていた。明るい部屋での観賞だったが、途中でトイレに行くのが怖くなった。しかし、スケールの大きな話になってきてからはお祭りのような感じがして徐々に怖くなくなってきた。それでも、霊と霊能者たちの超能力対決のおどろおどろしさには気分が悪くなった。

主演は岡田准一らしいが、明るいクズを演じた妻夫木聡と凛とした松たか子が印象に残った。

2024年8月17日土曜日

映画『デッドプール』(2016年)

アメリカのスーパーヒーロー映画。ティム・ミラー監督作。

グロい場面多めだが、テンポがよくてセリフも面白い。スーパーヒーロー物とは距離を置き始めていたが、一番好きになれそうなヒーローにたまたま出会えた。良い子ちゃんは嫌いだし悪すぎるのも好きではない。デッドプールぐらいがちょうどいい。

主演のライアン・レイノルズはあまり好きではなかったが、デッドプールを演じる彼は好きだ。デヴィッド・リーチ監督作の続編も面白かった。

2024年8月16日金曜日

映画『仄暗い水の底から』(2002年)

『仄暗い水の底から』。日本のホラー。中田秀夫監督作。黒木瞳主演。

幽霊は別次元に存在していて足が無い、と思っていた。だから、本作で現世に存在している物を直接触ったりできる女の子の幽霊には違和感を覚えた。その事をホラー好きの同僚に話すと、映画の霊は念力やらテレパシーやらが使えて最強なんだ、と言っていた。そう考えれば、本作とスティーブン・キングの『IT』の超常現象も理解できる。ホラーは陰気なファンタジーなんだな。

最も怖かったのは、黒木瞳の驚きおののいた表情。誰かに隣であんな顔をされたらマジでビビる。

2024年8月15日木曜日

映画『ローガン』(2017年)

 『LOGAN/ローガン』。アメリカのスーパーヒーロー映画。ジェームズ・マンゴールド監督作。主演はヒュー・ジャックマン。

ウルヴァリンを初めて観たのは『X-メン』。当時大好きだった『ボヘミアン・ラプソディ』の監督がその作品も監督していたと知り観賞するも、両拳から長い刃物が6本も出てくる彼の漫画すぎる設定に幻滅した。

しかし、公開されたシリーズ最新作の『デッドプール&ウルヴァリン』が好評であると知りそれを観たくなった。そして、その準備のためにまず『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観るも好きになれず、そのため、本作『ローガン』の面白さ次第で最新作を観るかどうか決めることにした。

面白かった。若い頃から不死身で科学者たちによってさらに強化され、その代償で体がボロボロになっていったローガンの生き様が哀しい。

2024年8月13日火曜日

映画『一度死んでみた』(2020年)

日本のコメディ映画。浜崎慎治監督作。

おとなしめな若い同僚がアグレッシブ烈子みたいにデスメタルを好きだと知り、彼女との話の種にと思って主人公がデスメタルバンドのヴォーカリストである本作を観賞。

しかし、コメディなのに、そして、堤真一と吉沢亮も出ていたのに面白くなかった。

肝心の彼女との会話も盛り上がらず。

ただ、主演の広瀬すずは可愛らしかった。彼女のハイキックも最高だった。

2024年8月12日月曜日

映画『マラヴィータ』(2013年)

 『マラヴィータ』。コメディ映画。言語は英語のフランス作品。リュック・ベッソン監督作。

FBIの証人保護プログラムが適用された家族とそれを護衛するFBI捜査官とその裏切り者を血眼になって探すマフィアたちの物語。

その家族の4人がそれぞれ強すぎて可笑しい。雑魚が一人もいない最強の家族だ。その父でマフィアを裏切った男を演じているのがロバート・デ・ニーロ。数々の犯罪者を演じてきたのでそのならず者役は本当に様になっていた。対照的に、正義の味方のような役を多くこなしてきたトミー・リー・ジョーンズはそのFBI捜査官役がよく似合っていた。その2人の共演が面白い。

そして、そんな二人がフランスの小さな街で『グッドフェローズ』を観ている場面が可笑しかった。そのクライム映画の監督マーティン・スコセッシの顔がちらちら頭に浮かび、本作の監督がリュック・ベッソンだったことを一瞬忘れていた。遊び心満載の作品だ。

2024年8月10日土曜日

映画『ミスミソウ』(2018年)

 『ミスミソウ』。日本のホラー映画。内藤瑛亮監督作。主演は山田杏奈。

陰湿な虐め。ひと時の癒し。放火。その後の事件でカタルシスを覚えたが、さらなる猟奇的な展開に、詰め込みすぎだろ!と笑ってしまった。リアルさに欠けた。やりすぎだと思った。コメディにすら感じた。ホラー映画ファンには楽しめる作品だろう。

お目当ての山田杏奈は眼福だった。

2024年8月8日木曜日

映画『ケープ・フィアー』(1991年)

『ケープ・フィアー』。アメリカのサイコスリラー。マーティン・スコセッシ監督作。

冒頭の刑務所から出所する時から恐ろしい雰囲気を漂わせている、ロバート・デ・ニーロ演じるマックス。彼を裏切った弁護士とその家族を執拗につけ狙う様には寒気がした。先日観た『ザ・ファン』の彼も怖かったが、本作の彼はより恐ろしくて体つきもキレキレだ。また、今回は色気漂うジェシカ・ラングにもなぜか魅せられた。

過去に執着するのは毎日少しずつ死んでいくのと同じ。正にその通りだな。

1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイク。主演のロバート・ミッチャムとグレゴリー・ペックも本作に出演している。

2024年8月7日水曜日

映画『ドリームプラン』(2021年)

 『ドリームプラン』。プロテニス選手ウィリアムズ姉妹の父親リチャードの生き様が描かれた、アメリカの伝記映画。

ハンサムな役が多いウィル・スミスが気難しい中年男性を演じてアカデミー主演男優賞を受賞。彼自身は実際には本作のような人間臭い役をもっと演じたいのではなかろうか。以前、本当は俳優よりもラッパーをやりたいけど映画の方が儲かるんだ、みたいな事を自嘲気味に言っていたことを思い出す。あれだけの大スターでも自分の思い通りにならない事が他にもまだたくさんあるんだろうな。

そんな彼が、オスカーの授賞式で自分の妻を揶揄された事に怒ってそのきわどいジョークを言ったクリス・タッカーに暴行を加えた。ただ、今観返しても、顔ではなく胸を平手打ちしただけにしか見えないが、ネット上では、タッカーは頬を引っ叩かれたことになっている。叩くこと自体がいけない事だとは思うが、何だか釈然としない。

バラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』で陣内智則が、自分だけならともかく彼の舞台のスタッフをも馬鹿にされたことに怒って、テレビの収録中にもかかわらず、その暴言を吐いた永野を追い回した挙げ句に馬乗りになって怒鳴りつけた事が最近話題になった。コメディっぽくすることが出来ずに世間から暴力的な男とみなされた彼は、後日、あれは妻の為に怒ったあの時のウィル・スミスみたいなものだ、と弁明していた。

倫理的にも感情的にもどうしても許せない相手が現れたら、どうすればいいのだろう。

2024年8月1日木曜日

映画『フォーカス』(2015年)

 『フォーカス』。アメリカのクライム映画。グレン・フィカーラ監督作。ウィル・スミス主演。

詐欺師の映画と言えば『スティング』。これが未だに最高だ。『オーシャンズ』シリーズも面白いが、お洒落すぎるし複雑すぎる。

本作の詐欺師たちのお話は、面白かったが、そんなにうまくいくはずないだろ!と言いたくなるほどばかげていた。ロマンティックコメディとしては良いのかもしれないが、全くリアルに感じられない物語で話のオチにも度々がっかりさせられた。

ただ、マーゴット・ロビーの美しさだけは記憶に強烈に残った。好きなタイプではないのにセクシーな服を着る彼女は正に天使だった。『バビロン』や『バービー』もお目当ては作品のテーマというよりも麗しくて妖艶な彼女だった。キム・ベイシンガーを思い出す妖艶さだ。

2024年7月31日水曜日

哀れなるものたち(2024)

 『哀れなるものたち』。アイルランド、英国、米国合作のドラマ映画。ヨルゴス・ランティモス監督作。

エマ・ストーンのセックスをしている時の全くエロく感じない野獣じみた絶叫を観て、アダルトビデオの監督が、我々は男のオナニーのための映像を撮影している、と言っていたのを思い出した。私が見慣れている彼らが撮影したセクシー女優たちは色気をふりまいているというよりも男をその気にさせる演技をしているということなのだろう。そして、ストーンが演じていたのは男の目を意識せずにひたすら己の快楽に浸っている女。世間では『恋人たちの予感』のメグ・ライアンみたいに感じているふりをしているだけの女性も少なくないんだろうな。

本作では主人公が売春宿で働き始める。初めは違和感を覚えたが、よくよく考えると、世話になっている男たちはたくさんいるのにお金で彼らの相手をしているだけの売春婦だけが穢れていると思われているのはやはりおかしい。初体験をさせようと二人の息子を連れてきた紳士を観てますますそう感じた。神聖な職業とまでは思わないが、極端に売春婦たちが汚らわしいと蔑まれるのは社会が男性優位だからだろう。そんな事を気づかせてくれた作品だった。

風俗店に関して言えば、以前、病気が怖いから行きたくない、と女友だちに言った時、彼女は、風俗嬢よりも男と寝ている普通の女はたくさんいる、むしろ、病気を持っている可能性が高いのは風俗嬢ではなく普通の女たちの方だ、風俗嬢は店からの指示で普通の女たち以上に健康診断を受けている、と力説していた。多分本当なのだろう。

2023年公開のマーゴット・ロビー主演作『バービー』と同様にフェミニズムの映画として絶賛されている本作だが、両作とも私にはファンタジーが過ぎたので作品としては好きになれなかった。しかし、主演俳優はどちらも大好きだ。

2024年7月27日土曜日

映画『恋人たちの予感』(1989年)

 『恋人たちの予感』。アメリカのロマンティック・コメディ。ロブ・ライナー監督作。主演はメグ・ライアンとビリー・クリスタル。

『スター・ウォーズ』でレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーも普通の中年女性役で出演。テーマは、男女の間に友情は成立するか。意見を求められたら、どっちでもいいと答えざるを得ない極論だ。我々は曖昧な世界で生きているのだし、色々な形の愛情と友情があってもいいのではなかろうか。

『哀れなるものたち』でセックスをしまくる役柄を演じていたエマ・ストーンを観た時、本作でメグ・ライアンがレストランで性的に興奮しているふりをしている場面を思い出した。

2024年7月26日金曜日

映画『アナライズ・ミー』(1999年)

『アナライズ・ミー』。アメリカのコメディ映画。監督はハロルド・ライミス。初観賞。

ロバート・デ・ニーロとビリー・クリスタルの共演作と知り、かなり期待したが、コメディにもかかわらずあまり笑えなかった。芸達者なお2人が出ているのに物足りなかった。よくよく考えてみるとお2人ともまあまあ好き程度の俳優さん。大ファンではない。特にビリー・クリスタルは、好感を持てたのは『恋人たちの予感』のみで、共演のメグ・ライアン程好きでもない。

巷では未だに人気作。製作から四半世紀も経っているので、もう少し早く観るべきだったのかもしれない。

2024年7月13日土曜日

久しぶりの投稿

怠け者の為、投稿が滞っていた。また、この度、久々に読み返してみて、自分がいかにつまらなくて冗長な投稿をしていたことに気づいた。今後は、もっと自由な文章を気楽に投稿しようと思う。