『マラヴィータ』。コメディ映画。言語は英語のフランス作品。リュック・ベッソン監督作。
FBIの証人保護プログラムが適用された家族とそれを護衛するFBI捜査官とその裏切り者を血眼になって探すマフィアたちの物語。
その家族の4人がそれぞれ強すぎて可笑しい。雑魚が一人もいない最強の家族だ。その父でマフィアを裏切った男を演じているのがロバート・デ・ニーロ。数々の犯罪者を演じてきたのでそのならず者役が本当に様になっていた。対照的に、正義の味方のような役を多くこなしてきたトミー・リー・ジョーンズはそのFBI捜査官役がよく似合っていた。その2人の共演が面白い。そして、そんな二人がフランスの小さな街で『グッドフェローズ』を観ている場面が可笑しかった。そのクライム映画の監督マーティン・スコセッシの顔がちらちら頭に浮かび、本作の監督がリュック・ベッソンだったことを忘れてしまいそうだった。遊び心満載の作品だ。
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