2024年8月31日土曜日

映画『悪魔を憐れむ歌』(1998年)

ホラー映画。グレゴリー・ホブリット監督作。主演はデンゼル・ワシントン。

目に見えない悪魔が人に乗り移るお話。

『SMILE/スマイル』と似ているが、本作はそれほど複雑でもないのですごく怖かった。魂に憑りつかれるのは本当に恐ろしい。目に見える妖怪や霊は分かってもらえるかもしれないが、目に見えないものを誰かに信じてもらうのは本当に難しいと思う。

「ローリング・ストーンズ」の「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の印象が本作の観賞後に変わった。あの猫はあの後どうなったんだろう。続編があったら観てみたい。

2024年8月30日金曜日

映画『SMILE/スマイル』(2022年)

アメリカのホラー映画。パーカー・フィン監督作。主演はソシー・ベーコン。

人の強い念や呪いや祟りのようなものが人の心に乗り移った様が怖かった。だが、途中から複雑になってきてついていけなくなった。そもそも、主人公の子供の頃からのトラウマの描写は必要だったのだろうか。ホラーは複雑になるにつれて恐ろしさが減る、と感じた。これはホラー好きか知能が高い人しか楽しめないのでは、とすら思った。

観賞後に主演のソシー・ベーコンがケビン・ベーコンの娘だと知って驚いた。彼のファンだっただけに気づけなくて悔しかった。

2024年8月29日木曜日

映画『あのコはだぁれ?』(2024年)

日本のホラー。清水崇監督作。主演は渋谷凪咲。

Jホラーを初めて映画館で観覧。怖さは自分の部屋で観るよりも倍増するかな、と思ったが、逆だった。見ず知らずの他人でも、一緒に観ている人がいるのといないのとでは全然違う。夜遅くに一人で部屋の電気を消して観るのが、おそらく、一番怖い。日頃からホラーを観る時は常に昼か、夜でも早い時間に部屋を明るくして観ることにしている。

B級映画にありがちな端役の演技の拙さに白けてしまった。やはり、演技の上手い役者たちばかりの作品とは違う。それでも、映画初主演の渋谷凪咲は初めての割には好印象。彼女のファンには堪らない作品だろう。私も、全く好きではなかったが、少し好きになりかけた。

そして、ラストが衝撃的。総合的にも面白かった。ロングランの理由も分かった。

2024年8月26日月曜日

映画『逃亡者』(1990年)

 『逃亡者』。アメリカのアクション・スリラー映画。マイケル・チミノ監督作。主演はミッキー・ローク。

アンソニー・ホプキンスも出演。翌年の『羊たちの沈黙』でのレスター博士役とは全く違って冴えないおじさん役だ。

作品としても、あの同名タイトルのアカデミー受賞作品と違って古臭く感じた。

しかし、ミッキー・ロークはセクシーでカッコよかった。

2024年8月25日日曜日

映画『犬神家の一族』(1976年)

『犬神家の一族』。日本のミステリー・ドラマ映画。市川崑監督作。主演は石坂浩二。原作は横溝正史の小説。

胸糞というほどではないが、気分が重くなる作品。

高峰三枝子さんが、特にクライマックスの場面で綺麗だった。その不敵な面構えに漂う色気が凄かった。若い島田陽子さんよりも断然綺麗だった。

草笛光子さんも出演。公開当時は40代前半。抜群の存在感だった。そして、現在は90歳。今年公開された『九十歳。何がめでたい』にも主演している。とても息の長い役者さんだ。

頭のふけが多い金田一耕助。私も学生時代は多かったが、髪が薄くなるにつれて減っていった。年を取った。

2024年8月23日金曜日

映画『追い詰められて』(1987年)

アメリカのアクション・スリラー映画。ロジャー・ドナルドソン監督作。主演はケビン・コスナー。

ケビン・コスナーとジーン・ハックマンが共演しているので観てみたが、彼らの演技というよりスリラー映画として魅せられた。そして、最後にちょっとした驚きが待っていた。残念ながら、作品自体は同年に公開された『アンタッチャブル』と違って古く感じた。

コスナーの白い軍服に違和感。『JFK』や『13デイズ』の時のようなスーツ姿の方が好きだ。

映画『リング』(1998年)

『リング』。日本のホラー。中田秀夫監督作。主演は松嶋菜々子。真田広之出演。

子供の頃からビビり症なのでホラーは苦手だった。ただ怖がっているだけのくせに、楽しくもない怖いだけの映画を観る理由が無い、と周りには言っていた。また、そのグロさも苦手だった。だが、そのグロさへの苦手意識は『カメラを止めるな!』が解消してくれた。よく考えれば当たり前の話なのだが、グロい映像は作り物である、ということを具体的に知れて、それ以降は割とグロさにも耐えられるようになった。そして、暑さのせいもあり、今夏はホラー映画を徐々に観始めた。

四半世紀以上も前の本作を初観賞。ホラー好きの友人には、いろんな作品に影響を与えているヒット作なので、公開時はとても怖かったけど、今だったら既視感もあったりして古臭く感じるかも、と言われていたが、案の定、数回ビビらされただけでそれほど怖くは無かった。公開された当時は誰もが怖いと言っていたので、こんなものか、と拍子抜けした。

あの有名なシーンは、恐れおののく真田広之を観ながら、まるでコントだな、と思った。

リアルには感じられない想像上の霊にそれほど怖さは無い。効果音や恐ろし気な映像に一時的にビビッてしまうだけだ。


2024年8月21日水曜日

映画『へレディタリー』(2018年)

『ヘレディタリー/継承』。アメリカのホラー。アリ・アスター監督作。トニ・コレット主演。

ホラーの傑作と聞いていたので期待していたが、数回ビビらされるも、概ね薄気味が悪かっただけの印象。唐突に始まった儀式には苦笑いしてしまった。そして、『来る』でも感じたが、ホラーの登場人物は大勢だと怖さは半減すると感じた。

一番薄気味悪かったのは、精神的に病んでいる主人公の怯えと絶望が入り混じった表情。

アリ・アスターは本作で監督デビュー。2作目『ミッドサマー』は、フローレンス・ピュー見たさに観たが、本作同様、概ね薄気味悪いだけでさほど怖くも無く好きにもなれなかった。彼と私は相性が悪いようだ。

2024年8月20日火曜日

映画『あの頃。』(2021年)

『あの頃。』。日本のドラマ映画。今泉力哉監督作。松阪桃李主演。

アイドルファンの青年たちの青春が描かれている。

アイドルは嫌いではないが、本作の主人公たちほど好きでもない。それにしても変な奴らだった。観賞後、実話を基にして撮影されたと知った時は、にわかには信じられなかった。作品もそれほど好きになれず。

あややは好きではなかったが、引退式の石川梨華は綺麗だった。懐かしかった。それだけが救いだった。

2024年8月19日月曜日

映画『デッドプール&ウィルヴァリン』(2024年)

 『デッドプール&ウィルヴァリン』。アメリカのスーパーヒーロー映画。ショーン・レヴィ監督作。

デッドポールは可笑しかったが、ウィルヴァリンは『ローガン』で終わりで良かったと思う。X-MENやアベンジャーズに詳しくないのでよく分からない話が多くて白けてしまった。それに、マルチバースを管理する機関があるなんて漫画すぎる。20世紀FOXとディズニーの間の確執にも興味が無い。愚痴っぽい感想が多めの観賞となった。

2024年8月18日日曜日

映画『来る』(2018年)

ホラー映画。中島哲也監督作。

途中まで、ビビり症の私には少し怖くて、これは一種のファンタジーだ、と必死に自分に言い聞かせていた。明るい部屋での観賞だったが、途中でトイレに行くのが怖くなった。しかし、スケールの大きな話になってきてからはお祭りのような感じがして徐々に怖くなくなってきた。それでも、霊と霊能者たちの超能力対決のおどろおどろしさには気分が悪くなった。

主演は岡田准一らしいが、明るいクズを演じた妻夫木聡と凛とした松たか子が印象に残った。

2024年8月17日土曜日

映画『デッドプール』(2016年)

アメリカのスーパーヒーロー映画。ティム・ミラー監督作。

グロい場面多めだが、テンポがよくてセリフも面白い。スーパーヒーロー物とは距離を置き始めていたが、一番好きになれそうなヒーローにたまたま出会えた。良い子ちゃんは嫌いだし悪すぎるのも好きではない。デッドプールぐらいがちょうどいい。

主演のライアン・レイノルズはあまり好きではなかったが、デッドプールを演じる彼は好きだ。デヴィッド・リーチ監督作の続編も面白かった。

2024年8月16日金曜日

映画『仄暗い水の底から』(2002年)

『仄暗い水の底から』。日本のホラー。中田秀夫監督作。黒木瞳主演。

幽霊は別次元に存在していて足が無い、と思っていた。だから、本作で現世に存在している物を直接触ったりできる女の子の幽霊には違和感を覚えた。その事をホラー好きの同僚に話すと、映画の霊は念力やらテレパシーやらが使えて最強なんだ、と言っていた。そう考えれば、本作とスティーブン・キングの『IT』の超常現象も理解できる。ホラーは陰気なファンタジーなんだな。

最も怖かったのは、黒木瞳の驚きおののいた表情。誰かに隣であんな顔をされたらマジでビビる。

2024年8月15日木曜日

映画『ローガン』(2017年)

 『LOGAN/ローガン』。アメリカのスーパーヒーロー映画。ジェームズ・マンゴールド監督作。主演はヒュー・ジャックマン。

ウルヴァリンを初めて観たのは『X-メン』。当時大好きだった『ボヘミアン・ラプソディ』の監督がその作品も監督していたと知り観賞するも、両拳から長い刃物が6本も出てくる彼の漫画すぎる設定に幻滅した。

しかし、公開されたシリーズ最新作の『デッドプール&ウルヴァリン』が好評であると知りそれを観たくなった。そして、その準備のためにまず『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観るも好きになれず、そのため、本作『ローガン』の面白さ次第で最新作を観るかどうか決めることにした。

面白かった。若い頃から不死身で科学者たちによってさらに強化され、その代償で体がボロボロになっていったローガンの生き様が哀しい。

2024年8月13日火曜日

映画『一度死んでみた』(2020年)

日本のコメディ映画。浜崎慎治監督作。

おとなしめな若い同僚がアグレッシブ烈子みたいにデスメタルを好きだと知り、彼女との話の種にと思って主人公がデスメタルバンドのヴォーカリストである本作を観賞。

しかし、コメディなのに、そして、堤真一と吉沢亮も出ていたのに面白くなかった。

肝心の彼女との会話も盛り上がらず。

ただ、主演の広瀬すずは可愛らしかった。彼女のハイキックも最高だった。

2024年8月12日月曜日

映画『マラヴィータ』(2013年)

 『マラヴィータ』。コメディ映画。言語は英語のフランス作品。リュック・ベッソン監督作。

FBIの証人保護プログラムが適用された家族とそれを護衛するFBI捜査官とその裏切り者を血眼になって探すマフィアたちの物語。

その家族の4人がそれぞれ強すぎて可笑しい。雑魚が一人もいない最強の家族だ。その父でマフィアを裏切った男を演じているのがロバート・デ・ニーロ。数々の犯罪者を演じてきたのでそのならず者役は本当に様になっていた。対照的に、正義の味方のような役を多くこなしてきたトミー・リー・ジョーンズはそのFBI捜査官役がよく似合っていた。その2人の共演が面白い。

そして、そんな二人がフランスの小さな街で『グッドフェローズ』を観ている場面が可笑しかった。そのクライム映画の監督マーティン・スコセッシの顔がちらちら頭に浮かび、本作の監督がリュック・ベッソンだったことを一瞬忘れていた。遊び心満載の作品だ。

2024年8月10日土曜日

映画『ミスミソウ』(2018年)

 『ミスミソウ』。日本のホラー映画。内藤瑛亮監督作。主演は山田杏奈。

陰湿な虐め。ひと時の癒し。放火。その後の事件でカタルシスを覚えたが、さらなる猟奇的な展開に、詰め込みすぎだろ!と笑ってしまった。リアルさに欠けた。やりすぎだと思った。コメディにすら感じた。ホラー映画ファンには楽しめる作品だろう。

お目当ての山田杏奈は眼福だった。

2024年8月8日木曜日

映画『ケープ・フィアー』(1991年)

『ケープ・フィアー』。アメリカのサイコスリラー。マーティン・スコセッシ監督作。

冒頭の刑務所から出所する時から恐ろしい雰囲気を漂わせている、ロバート・デ・ニーロ演じるマックス。彼を裏切った弁護士とその家族を執拗につけ狙う様には寒気がした。先日観た『ザ・ファン』の彼も怖かったが、本作の彼はより恐ろしくて体つきもキレキレだ。また、今回は色気漂うジェシカ・ラングにもなぜか魅せられた。

過去に執着するのは毎日少しずつ死んでいくのと同じ。正にその通りだな。

1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイク。主演のロバート・ミッチャムとグレゴリー・ペックも本作に出演している。

2024年8月7日水曜日

映画『ドリームプラン』(2021年)

 『ドリームプラン』。プロテニス選手ウィリアムズ姉妹の父親リチャードの生き様が描かれた、アメリカの伝記映画。

ハンサムな役が多いウィル・スミスが気難しい中年男性を演じてアカデミー主演男優賞を受賞。彼自身は実際には本作のような人間臭い役をもっと演じたいのではなかろうか。以前、本当は俳優よりもラッパーをやりたいけど映画の方が儲かるんだ、みたいな事を自嘲気味に言っていたことを思い出す。あれだけの大スターでも自分の思い通りにならない事が他にもまだたくさんあるんだろうな。

そんな彼が、オスカーの授賞式で自分の妻を揶揄された事に怒ってそのきわどいジョークを言ったクリス・タッカーに暴行を加えた。ただ、今観返しても、顔ではなく胸を平手打ちしただけにしか見えないが、ネット上では、タッカーは頬を引っ叩かれたことになっている。叩くこと自体がいけない事だとは思うが、何だか釈然としない。

バラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』で陣内智則が、自分だけならともかく彼の舞台のスタッフをも馬鹿にされたことに怒って、テレビの収録中にもかかわらず、その暴言を吐いた永野を追い回した挙げ句に馬乗りになって怒鳴りつけた事が最近話題になった。コメディっぽくすることが出来ずに世間から暴力的な男とみなされた彼は、後日、あれは妻の為に怒ったあの時のウィル・スミスみたいなものだ、と弁明していた。

倫理的にも感情的にもどうしても許せない相手が現れたら、どうすればいいのだろう。

2024年8月1日木曜日

映画『フォーカス』(2015年)

 『フォーカス』。アメリカのクライム映画。グレン・フィカーラ監督作。ウィル・スミス主演。

詐欺師の映画と言えば『スティング』。これが未だに最高だ。『オーシャンズ』シリーズも面白いが、お洒落すぎるし複雑すぎる。

本作の詐欺師たちのお話は、面白かったが、そんなにうまくいくはずないだろ!と言いたくなるほどばかげていた。ロマンティックコメディとしては良いのかもしれないが、全くリアルに感じられない物語で話のオチにも度々がっかりさせられた。

ただ、マーゴット・ロビーの美しさだけは記憶に強烈に残った。好きなタイプではないのにセクシーな服を着る彼女は正に天使だった。『バビロン』や『バービー』もお目当ては作品のテーマというよりも麗しくて妖艶な彼女だった。キム・ベイシンガーを思い出す妖艶さだ。