2026年11月1日日曜日

映画『her/世界でひとつの彼女』(2014年)

PCのOSに恋をする、という近未来のお話だが、AIが社会進出してきた昨今、現実味を帯びてきた。

「OS1」のサマンサが擬人化したあたりから、やっぱ漫画みたいだな、と白けかけるも、主演のホアキン・フェニックスや声だけの出演のスカヨハが殊の外真面目にやっているので不思議と惹きこまれっていった。

顔や身体の無い女性を愛するって可能なのか。そういう事を言ってしまうと、女性の裸体を肉欲の吐け口としかみなしてないからそう考えるのだ、と怒られそうだ。

これだけAIという言葉が巷に氾濫すると、スティーブン・スピルバーグの宇宙人のように、この世の影の支配者たちが、地球が生物の住みかとしてもたなくなる事と、ヒトの魂をAIに移植する実験の成功を知って、人類にプログラミングも悪くないと思わせようとしているのかも、とすら邪推してしまう。

AIと結婚した人々もいる時代だ。

若い頃は考える事すら無かったが、歳と共に衰えてきた身体の部位は機械化してもいいのではと思えてくる。目然り、耳然り、歯然り、そして、痛む関節然り。寝たきりの爺になったら受け入れられる世界だ。

まだ、演劇の間や小説の行間は読めないだろうが、そのうちそういう事もできるAIが天才たちによって出現するのだろう。

興味深いやら恐ろしいやら。