『インサイド・マン』。アメリカのクライム・サスペンス。スパイク・リー監督作。主演はデンゼル・ワシントン。
初めて観た時は難しく感じて理解できなかった。だが、再観賞時は楽しめた。面白かった。また、ジョディ・フォスターおばちゃんになったな、と前回は感じたが、2回目は、まだ綺麗じゃん、と思った。
観る時の年齢で作品の見方も変わる。
『インサイド・マン』。アメリカのクライム・サスペンス。スパイク・リー監督作。主演はデンゼル・ワシントン。
初めて観た時は難しく感じて理解できなかった。だが、再観賞時は楽しめた。面白かった。また、ジョディ・フォスターおばちゃんになったな、と前回は感じたが、2回目は、まだ綺麗じゃん、と思った。
観る時の年齢で作品の見方も変わる。
『虎狼の血』。日本の犯罪映画。白石和彌監督作。原作は柚月裕子の同名小説。主演は役所広司と松坂桃李。
暴力団物は好きではないが、刑事が主役なので観てみた。しかし、もろヤクザ映画だった。警察と暴力団は今も上ではつながっているのだろうか。
豚の糞を食わせるやくざたちの蛮行には肝が冷えた。この映画の原作が女性であることにも驚いた。そして、物語の真実が間抜けすぎた。
役所広司の存在感が素晴らしい。今や人気俳優の中村倫也のちんけなチンピラぶりも面白い。
『ハート・ロッカー』。アメリカの戦争映画。キャスリン・ビグロー監督作。主演はジェレミー・レナ―。
イラク戦争中のアメリカ軍危険物処理班の活躍が描かれている。
緊迫感あふれる映像に終始魅せられたが、それ以外は普通の戦争映画に思えた。だから、観賞後、アカデミー賞を6部門受賞していることに驚いた。戦争の当事者だったアメリカ人には心に響いたということか。だが、さらに驚いたのは、監督が女性だった事。あの男臭い世界をよくぞ描けたと感心した。男勝りの女性はいる。弱弱しい男もいる。監督が男でなければいけないというのは無いんだろうな。
『シライサン』。日本のホラー。安達寛高監督作。
割と好きな飯豊まりえ主演ということで観てみた。彼女は可愛らしかった。しかし、陰惨な姿の幽霊に何度かビビったが、それだけだった。そして、怖い話って面白がって聴くべきではない、と思った。
映像の中の霊は、誰かの想像物なので、一時的にビビるだけでそこまで怖くは無い。呪いや祟りの話は、多少は信じているが、薄気味悪いし、好きではないし、考えたくもない。しっかり睡眠を取って脳を休ませれば幻覚を見ることも無いはずだ。
『人生の特等席』。アメリカのドラマ映画。ロバート・ロレンツ監督作。主演はクリント・イーストウッド。
野球愛と父娘愛に満ち溢れた物語。
イーストウッドの頑固爺ぶりが面白くてその娘を演じたエイミー・アダムスもまたチャーミングでなかなかのドラマだったが、パソコンのデータだけを見て選手を実際に見ないスカウトとか本当にいるのかとか思ったりした。最後の展開も出来すぎに感じた。映画だからあれでいいのかもしれないが、私は好きになれなかった。クリントが監督だったらとすら思ってしまった。
序盤でスコット・イーストウッドが父のクリントと喋りながら現れた時は少し笑ってしまった。仲が良い親子だ。
『ブルーピリオド』。日本の青春映画。萩原健太郎監督作。原作は山口つばさ作の同名漫画。主演は眞栄田郷敦。
絵の魅力に取りつかれた若者たちの青春。
描画の奥深さや彼らの東京藝術大学を目指す情熱は絵心の無い私には興味深くて、それほど劇的ではなくて安っぽいロマンスも無い静かな作風にも魅せられた。主人公の絵画への情熱が高まるにつれて、なれ合いではない真の友人たちと彼と間に生まれた真の友情にもシビれた。
長身で金髪の似合う眞栄田郷敦の憂いのある佇まいがカッコよくて美しかった。絵になる男だ。小柄なイケメン、板垣李光人もコミュ障でおたくっぽい役を好演。リア充を僻んだ目で見る様が私の知っている彼と違っていて少し驚いた。
『ルックバック』。 アニメーション映画。押山清高監督作。原作は藤本タツキ。
一心不乱に漫画を描き続け力尽きたら雑魚寝して目が覚めたらまた描き続けた高校生の藤野と京本。絵を通じて出会って生まれた友情、絆、愛。いつまでも心のどこかで繋がり続けていた二人の哀しくも微笑ましい物語。
大評判だったので観覧したが、おっさんの私には女の子たちの青春は少し遠かったため、心までは響かず。それでも、ラストは沁みた。人生は続く。
そして、観覧後、絵を描くことに情熱を燃やす若者たちが描かれている『ブルーピリオド』を観る気になった。
『グランド・イリュージョン』。アメリカのミステリー・ドラマ映画。ルイ・ルリエ監督作。主演はジェシー・アイゼンバーグ。
4人の名マジシャンが何者かの指示を受けてチームとしてマジックを繰り広げるお話。
メンタリズムは心理学でもあるので興味はあるが、マジックを見ていると、知的で凄いとは思うもののそのトリックを見破ろうとする気にはなれない。無駄な時間に思えてしまう。マジック・ショーは、そのマジックの素晴らしさを披露するためだけのもので、よほどのマジシャンではない限り、スポーツ観戦とも違って人間ドラマを感じられない。
本作はスタイリッシュでなかなかのミステリーだったが、マジックが好きではないため、それほど好きにはなれなかった。
『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』。日本の青春映画。小林啓一監督作。
アイドルの平手友梨奈が主演した『響 -HIBIKI-』(2018年作)がとてもよかったので期待して本作を観てみたが、主演で櫻坂46のメンバー藤吉夏鈴の演技は、特に下手とは思わなかったものの、あまりにも普通過ぎたので眠気との戦いとなった。だが、お目当てだった高石あかりは輝いていた。特に高嶋政伸との対決は観応えがあった。
終盤は想像を超えた怒涛の展開で面白かった。カタルシスがえぐかった。観終わった後にもう一回観たいと思った。
藤吉夏鈴は最後まで低調で、やはり、アイドルを安易に主演させるのは問題があるなと思った。しかし、川栄李奈や深川麻衣といった私が好きな役者さんも元アイドルでもあるので今後も頑張って頂きたい。
『彼女が目覚めるその日まで』。カナダ、アイルランド、アメリカの合作ドラマ映画。ジェラルド・バレット監督作。主演はクロエ・グレース・モレッツ。
突然謎の症状に苦しみ始めて何かの発作まで起こしてしまった若い女性の物語。
精神的な苦しみだったら、誰にも信じてもらえない時は、「こいつら馬鹿だからな」と思えば済む話だが、原因不明の何かに脳や体が苦しめられている時にその苦しみを誰にも分かってもらえないと絶望するだろう。そんな様を主演のクロエ・グレース・モレッツがチャーミングに熱演。彼女は本当に何をやっても可愛らしい。