2020年6月12日金曜日

ミッション:インポッシブル

2020年6月、『ミッション:インポッシブル』をTVにて初観賞。1996年公開。スパイ・アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第1作。主演は言わずと知れたトム・クルーズ。
CIAの極秘諜報部隊IMFの若きエージェント、イーサン・ハントの活躍を描いている。
まあまあ面白かった。
ジェームズ・ボンドは、十分に成熟した大人で落ち着き払っていたが、ハントは情熱的で血気盛んな青年。ボンドを演じたショーン・コネリーやロジャー・ムーアは洒落たジョークが得意だったが、ハント役のトム・クルーズはアクションが素晴らしかった。この頃のクルーズは、マイケル・シーンに似ている。
長い間、トム・クルーズは好きではなかった。ポール・ニューマン目当てで観た『ハスラー2』やダスティン・ホフマン目当てで観た『レイン・マン』にそれぞれ出演していた彼には、演技が上手いハンサムな若手俳優という印象は持てたが、彼の若い頃の生意気な感じは虫が好かなかった。だが、2018年に劇場観覧したシリーズ第6作の『フォールアウト』で、遅まきながら彼のファンになった。50代半ばの彼は、良い感じの大人になっていた。『トップガン』以来、世界のトップ・スターとして長年君臨し続けている彼。ルックスの良さに驕ることなく精進し続けていたんだろうな。偉大な俳優さん。
第6作に出ていたヴィング・レイムスが、ジャン・レノと一緒に現れた時は少し驚いた。彼はこのシリーズ全てに出演しているらしい。トム・クルーズとの相性が良いのだろう。『パルプ・フィクション』ではギャングのボス役を演じていたが、ボクサー役のブルース・ウィルスとの別れのシーンが印象に残っている。強面だが愛嬌がある良い役者さん。

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