2020年4月21日火曜日

羊たちの沈黙

2020年4月、『羊たちの沈黙』をDVDにて観賞した。1991年公開。劇場での観賞は無いが、これまでに何度か観たことのある、言わずと知れたサスペンス映画の傑作の一つ。何度観ても面白い。 
連続猟奇殺人事件を捜査中のFBIの新人捜査官クラリスと、元精神科医で猟奇殺人鬼のレクター博士との奇妙な交流が描かれている。 
クラリス役のジョディ・フォスターとレクター博士役のアンソニー・ホプキンスが会話をするシーンは本当に見応えがある。両人ともアカデミー賞を受賞しているが、それにふさわしい演技だ。 
ジョディ・フォスターは公開時28歳。若くして知性を兼ね備えた超美人。本当に綺麗で、演技も、時に冷静で、時に熱く、いずれも素晴らしくて、終始見飽きる事が無かった。余談だが、昔から不思議と彼女をセクシーだと思ったことが無い。そして、彼女のレズ疑惑の報道を耳にし、その謎が解けた。それでも、彼女が美しい事に変わりはない。そして、どの作品でも素晴らしい演技を披露している。 
レスター役のアンソニー・ホプキンスも本当に演技が上手い。声や表情、そして、仕草だけで、小柄だが、恐ろしい雰囲気を見事に醸し出していた。また、『セブン』のケビン・スペイシー同様、殺人鬼なのに哲学者風でもあった。そして、ただのサイコパスでは持ち得ない、知性を感じた。因みに、彼が出演している映画で駄作だと思った作品にはまだお目にかかっていない。脚本の良し悪しを見極める能力が非常に高いのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿