2020年3月6日金曜日

ジェネレーション・ギャップ #2

職場の若い同僚が大好きだと言っていた、リリー・コリンズ主演の『あと1センチの恋』。美男美女の恋愛物。先日DVDで観たが、元々若い美男美女の非現実的な恋愛物語に冷ややかな目を向けてしまう質なので、あまり楽しめなかった。でも、リリー・コリンズがあのフィル・コリンズの娘であることは知っていたので、好きだった彼の名曲、「イージー・ラバー」、「ワン・モア・ナイト」、「ススーディオ」等が観賞中に頭の中で鳴っていた。 
数日後、彼女に観たことを伝えると、号泣しなかったか聞かれた。男は恋愛映画では泣かないと答えて、リリー・コリンズのおかげで彼女の父フィル・コリンズを思い出せてよかった、とも伝えた。その同僚はフィル・コリンズを知らなかった。無理もない。彼女が生まれたのは、彼の全盛期が過ぎた頃。 
『あと1センチの恋』は、主人公の男女が擦れ違う話。擦れ違いと言えば、恋愛映画だけど『セレンディピティ』は好きだった。2001年公開。彼女にその話をすると、勿論、知らなかった。勧める気も起きなかった。古臭いと言われるに決まっている。 
2020年2月に観た『テッド・バンディ』のリリー・コリンズは、ただ綺麗なだけではなかった。その演技に魅せられた。でも、この事はまだその同僚には話せないでいる。 

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