2020年3月25日水曜日

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

2020年3月、Movix亀有にて『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を観覧した。 
ジョーカーと別れたハーレイが、男に頼らない生き方を選択した物語。
観賞前は、『ジョーカー』人気にあやかろうという魂胆なんだろうと思い、それほど期待はしていなかった。だが、割と面白かった。予想通り、ジョーカーほどの深みは無かったし、男なので余り感情移入も出来なかったが。 
日頃周りの男共に鬱憤が溜まっている女性へのプレゼントみたいな作品。ハーレイ・クインの暴れっぷりが可愛らしかった。そして、ショックな事があっても決して落ち込まず直ちに前を向く彼女の姿からは勇気をもらった。人生は闘い。落ち込んでいたら寝首を掻かれる。タフでないと生き残れない。 
ありきたりの、たくましい男としおらしい女という構図はもう古い気がする。たくましい男とそれに媚びないたくましい女が世のトレンドだろう。メンタルは女の方が男より圧倒的に強いのは周知の事実。フェミニズムを殊更応援するつもりはないが、強い女の映画が増えるのは喜ばしい事。男によるヒロイズムは正直観飽きた。 
マーゴット・ロビー。チャーミングだった。次回は厚化粧していない彼女を観たい。ハントレス役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドも綺麗だったが、『ドクター・スリープ』のレベッカ・ファーガソンや『ハスラーズ』のジェニファー・ロペスには及ばなかった。悪役のユアン・マクレガーは、根っからの悪党には見えないので、この娯楽作品にはマッチしていると思う。

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