2020年5月31日日曜日

ダイヤルM

2020年5月、『ダイヤルM』をTVにて初観賞。1998年公開。主演はマイケル・ダグラスとグウィネス・パルトロー。ヴィゴ・モーテンセンも出演。1954年公開のサスペンス映画『ダイヤルMを廻せ』のリメイク。
不倫している美人妻の殺害を目論む、その夫が主人公。妻は資産家で、夫は借金まみれ。そして、夫は、嫉妬に狂っているわけではなく、ただ金が欲しいだけ。
物語もサスペンス映画としても普通以下。アルフレッド・ヒッチコックが監督した元の映画は、評価が高いので観てみたいとは思う。
この映画は、美人妻を演じたグウィネス・パルトローの魅力に尽きる。演技が上手い上に本当に綺麗だった。そして、痩せすぎているので好きなタイプではないはずなのだが、不思議とずっと観ていられた。
かなり前に職場の同僚だった女の子が、彼女のファンだと言っていた事を思い出す。その子はとても気難しい子だったが、幸い映画好きだったので、好きな作品や俳優の話だけは出来た。近所のスーパーで彼氏と口論している長身の彼女を見た時は、その様が、彼女が好きだと言っていたジュリア・ロバーツの感情を露わにする時の演技と似ていたので、その事を後日からかったりもした。彼女がファンだったその二人の女優さんの事は、元々全く好きでは無かったが、彼女のおかげで興味が湧いた。自然発生的に誰かを好きになる事が少ない私にとっては、そういうきっかけを与えてくれる人は本当に助かる。彼女が自身の心の映画と言っていた『プリティ・ウーマン』も、恋愛映画なので薦められるまでは全く興味が無かったのだが、観賞しておいて本当に良かったと思う。良い映画だし、最近の若い女性の間ではあまり知られていないが、大勢の女性に大人気の作品なので、彼女の後に出会った女性達との話す良いきっかけになった。今後も、あの同僚のような人との出会いは大事にしたいと思う。
マイケル・ダグラスと不倫相手を演じたヴィゴ・モーテンセンは、言わずと知れた演技の上手い俳優さんたち。だが、本作では、私にとっては只の脇役に過ぎなかった。

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