2020年2月8日土曜日

グリーンブック & ブラック・クランズマン

2019年10月、飯田橋ギンレンホールにて『グリーンブック』と『ブラック・クランズマン』を観覧した。2本で1,500円。良心的な映画館。
いずれも人種差別問題を扱った作品で、どちらも2019年のアカデミー賞作品賞にノミネートされていた。受賞したのはハートウォーミングな『グリーンブック』。授賞式でその発表があった際、政治色が濃い『ブラック・クランズマン』の監督スパイク・リーは、怒りを露わにして会場を出ようとしたとか。そんな曰く付きの二作品。
どちらも大好きな映画で、いずれも2019年に3回劇場観覧した。 
似たような事が1989年のアカデミー賞にも起きていた。作品賞は『ドライビング・ミス・デイジー』。同年のスパイク・リー監督作の『ドゥ・ザ・ライト・シング』はノミネートすらされなかった。いずれも同じく人種差別問題がテーマ。『ドライビング・ミス・デイジー』はハートウォーミングな作品だが、『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、深くて大いに意義が有り、観るには覚悟がいるシリアスな作品。
そして、2019年、歴史は繰り返された。スパイク・リーの悔しさは理解出来る。
個人的には、考えさせられる話よりも単純で心温まる話が好きなので、1989年および2019年のアカデミー賞受賞作の方が、それぞれの年のスパイク・リーの作品よりもお気に入りである。 
映画はやはり笑顔で観たい。 

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