2020年2月12日水曜日

グリーンブック

2019年3月、Movix亀有にて『グリーンブック』を観覧した。面白かった。特に、用心棒で運転手のイタリア人主人公が愉快で、とても人間味に溢れていて、観覧後も、度々彼の言動を思い出していた。ただ、その主演のヴィゴ・モーテンセンが、実はイタリア人ではなくデンマーク系アメリカ人であることには驚いたが。彼は、イタリアン人の仕草等をかなり研究したに違いない。しかし、わざわざ映画館で観るべき映画とは思わなかった。恐らく、アカデミー賞作品賞を受賞していた為、過度に期待し過ぎていたせいでそう感じたのだろう。 
2019年9月、目黒シネマにて『女王様のお気に入り』と『グリーンブック』を観覧。料金は1,400円だった。飯田橋ギンレイホール同様、作品を2本続けて観れる良心的な映画館。正直、お目当ては前者だったが、女の恐ろしさが際立っていて良い気分転換にはならず、それ程楽しめなかった。逆に、予想に反して、『グリーンブック』は凄く愉快に感じて昨年3月よりも遥かに楽しめた。前回はアカデミー賞受賞作と思いながら観たが、今回は『女王陛下のお気に入り』のおまけで何となく観た。その所為かもしれない。また、前回は花粉症に苦しんでいた。その所為もあったのだろう。 
様々な要因で映画評が変わってしまうので、私は評論家向きではない。 
『グリーンブック』の魅力は、主人公トニー・リップの単純明快な思考や言動。主役のヴィゴ・モーテンセンは愉快で呑気なイタリア人を見事に演じ切っている。さらに、黒人ピアニストとの友情も感動的で、また、人種問題についても考えさせられた。

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