2020年2月13日木曜日

ブラック・クランズマン

2019年7月、早稲田松竹にて『ブラック・クランズマン』を観覧。料金は800円。スパイク・リーが、2019年のアカデミー賞授賞式にて、『グリーンブック』が作品賞に選ばれた時に怒りを露わにした理由をずっと知りたかったが、観賞後、その理由が何となく理解出来た。落選した『ブラック・クランズマンは、間違いなく彼の名作の一つと言える。だが、政治色が濃い面がある為、作品賞には相応しくないと判断されたのだろう。個人的には、政治的に意義があり世界に通用する名作だと思う。その上、娯楽性も高かったので、すぐにまた再観覧する気になった。
その2日後、再度早稲田松竹に来館し、『ドゥ・ザ・ライト・シング』と『ブラック・クランズマン』の2本を観覧。料金は1,300円。目黒シネマ飯田橋ギンレイ・ホール同様、早稲田松竹も、映画を2本続けて比較的安く観れる劇場である。前者は、古い映画で幾分懐かしさもあり感動もした。だが、結構シリアスな作品でもあるため、そんなに気晴らしにはならなかった。しかし、後者は少し違う。シリアスでもあり娯楽性も有る作品。
『ブラック・クランズマン』はお気に入りの映画。そして、『ドゥ・ザ・ライト・シング』や『マルコムX』同様、歴史的および政治的にも意義のある作品。その上、この作品は楽しく観れる。昨年日本で公開された映画の中で最も気に入った3本のうちの一つでもある。
主人公を演じたジョン・デヴィッド・ワシントンは、父親のデンゼル・ワシントンと違って、あまり華が無い。だが、初の黒人警官として警察署で働きながら人種差別に思い悩む役を見事に演じ切っていた。彼の相棒役を演じたアダム・ドライバーも好演していた。そして、ローラ・ハリアー。とても綺麗で可愛らしく、ずっと魅入られていた。

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