2020年2月、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』をTOHOシネマズ 流山おおたかの森で観覧。観始めは、韓国版『万引き家族』かぁと思い、雨が降り続く場面で、『天気の子』を思い出し、主人公の父親が、ご主人様が自分に関する陰口を叩いていたのを耳にして、その顔色が変わった辺りで、何となく展開が読めたと早合点し、若干期待外れっぽいぞとも思い始めたが、怒涛の終盤は遥かに想像を超えていた。
好みではないが、好評価せざるを得ない力作。韓国の現状をリアルに描いていて、かつ、娯楽性にも富んでいる。しかし、内容はそんなに深いとは感じなかった。その為、何故カンヌ映画祭で賞を取れたのか理解に苦しむ。恐らく、私は、高尚で芸術性の高い作品を理解出来ない人間なのであろう。私のレビューが幾分浅くて俗物的なのはその所為かもしれない。
主人公の姉役パク・ソダムが地味に美人で可愛かった。そして、ソン・ガンホ。韓国映画は滅多に観ないが、昔何気に観た『JSA』で涙が溢れ、それ以来、彼の出ている映画だけは気になっていた。今回も、さり気なくも熱い演技に魅せられた。韓国の偉大な俳優さん。
作品自体が好みでないので、褒め称えることは出来ない。でも、出来栄えは素晴らしいと思う。
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