2020年2月21日金曜日

リチャード・ジュエル

2020年2月、Movix亀有にて『リチャード・ジュエル』を観覧。良い映画。感動した。 
主人公が犯人扱いされるキッカケが、オッサンのスケベ心。笑えない実話。色ボケ。功名心。野心。偏見。猜疑心。傲慢。狡猾さ。人が持つ嫌な性質を目の当たりにした。そして、純粋過ぎるのも、愛すべき個性だが、場合によっては罪かもしれないとさえ思ってしまった。 
まあまあシリアスだから毎週観たいタイプの作品ではないが、たまにだったら悪くはない意義のある映画。 
キャシー・ベイツがチャーミングだった。観る度に可愛らしくなっている気がする。きっと良い人なんだろう。 
出演者で観る映画を決めるミーハーなので、本作を観るべきかどうか迷ったが、御大クリント・イーストウッド監督作であることが決め手となり観賞。今回は出演無しのイーストウッド。『サンダーボルト』や『ダーティー・ハリー』の面影が失せていた、前作の『運び屋』における老いぼれ役の演技は、『グラン・トリノ』ではまだ矍鑠としていただけに、ショックだった。もう無理して主演せずに、本作のような良い映画を可能な限り撮り続けてほしい。

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