2020年7月16日木曜日

ダークナイト

2020年7月、『ダークナイト』をTOHOシネマズ流山おおたかの森にてIMAXで観覧。2008年公開の超娯楽大作。 
『ジョーカー』公開記念でTV放映された時に一度観た。原作がアメコミの『バットマン』だから、大した作品ではないだろうとタカをくくっていたが、結構面白く、それきっかけで『ジョーカー』を観る気になったり、バットマン役のクリスチャン・ベールにも興味を持った。出演者も、マイケル・ケインやモーガン・フリーマンが脇を固めるという豪華さ。そして、いつかDVDで再観賞するつもりだったが、コロナ禍を経て再開した映画館で、しかもIMAXで放映され始め、また、ネット上で絶賛している書き込みが多数あったので、根がミーハーな事も有り、観る気になった。 
観賞時は、映像・音声が素晴らしくて、本当に楽しい時を過ごせた。 
架空都市ゴッサムにおける、司法機関とバットマン対ジョーカーと悪党達の死闘が描かれている。 
ジョーカーを演じたヒース・レジャーは、本作でアカデミー助演男優賞を受賞。映画『ジョーカー』では精神を病んだ男が狂気に目覚めてジョーカーに変貌する様が描かれていたが、レジャーのジョーカーは、魂そのものが狂気に憑りつかれていて、公開前の彼の早逝は役に憑依し過ぎたせいではないか、と思える程強烈で素晴らしかった。 
ただ、良質な娯楽作品だが、『ミッション・インポッシブル』のベンジーや『スター・ウォーズ』のC-3POのような癒し系キャラがいなくて、少ししんどかった。映画は、やはり笑顔で観たい。また、バットマンが乗っている大型二輪車を観ながら、先日、同じくIMAXで観た『AKIRA』の金田が乗っていたバイクの方がカッコいいなとか、クリスチャン・ベールの顔がアップになる度に、彼が主演していた『フォードvsフェラーリ』をIMAXで観たかったなとか思ったりした。そして、観覧後、コロナ禍で疲れた人々を癒そうとするかのごとく各劇場でリバイバル上映されているジブリ作品を観覧した方が、日本人なんだし、良かったかもしれない、とも思った。もちろん、本作が『ミッション・インポッシブル』や『スター・ウォーズ』に匹敵する娯楽作品である事は間違いない。

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