2022年2月17日木曜日

007/カジノ・ロワイヤル

202010月、『007/カジノ・ロワイヤル』をTV画面にて初観賞。その後も折に触れて観ている2006年公開のスパイ・アクション映画。ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドの第1作。『007』シリーズの21作目。

殺しのライセンスを取得したばかりのMI6のエージェント、ジェームズ・ボンドの活躍が描かれている。

ダニエル・クレイグが演じる007は、堅物っぽかったティモシー・ダルトンと同様にあまり浮ついていない。手あたり次第に女と寝る大昔の007とは大違いだ。ただ、彼はダルトン以上に、そして、ショーン・コネリーやロジャー・ムーアと同じくらい男の色気を漂わせている。そして、歴代のボンド俳優の中で殺しのライセンスに一番ふさわしいのは、ダニエル・クレイグだと思う。欧米人としては中肉中背だが、顔つきや体つき、身のこなしが闘う男だ。任務遂行の為にひたすら邁進する姿にシビれる。落ち着いた雰囲気と男臭さを併せ持つクレイグが、ボンド俳優の中で一番好きだ。

悪役で、日本では「北欧の至宝」と呼ばれている、マッツ・ミケルセンが出演。初めて観た彼が出演している映画は『永遠の門 ゴッホの見た未来』。その時は、ゴッホ役のウィレム・デフォーの存在感が圧倒的だったせいか、あまり印象に残らなかった。近いうちに再観賞したい。そして、初めて彼を認識したのは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板したジョニー・デップの代役に抜擢されたニュースを聞いた時。世の女性にマッツ様と呼ばれているのもその時知った。本作でも噂に違わぬセクシーなお方だったし、本作を観賞していなかったら『アナザーラウンド』も観ていなかっただろう。

ピアース・ブロスナンの『007』シリーズからM役で出演しているジュディ・デンチも引き続きMとして出演。さすがの存在感。11年後に主演していた『ヴィクトリア女王 最期の秘密』でも女王様をチャーミングに演じていた。映画に出演し出したのは50歳をすぎてかららしい。80歳を過ぎても変わらず素敵な俳優さんだ。


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