2022年2月8日火曜日

ピアース・ブロスナンの007

ピアース・ブロスナン主演の『007』シリーズの第17作から第20作をそれぞれ2020年秋にTV画面で初観賞。その後も折りに触れて観ているスパイ・アクション映画群。

MI6のエージェント、ジェームズ・ボンドの活躍が描かれている。

他のボンドたちと比べるとあまり評判がよくなかったので、ブロスナンの007にはあまり期待していなかったが、映像があまり古くないせいもあるのか結構楽しめた。ショーン・コネリーは男らしくて、ロジャー・ムーアはハンサムな上にユーモアがあって、ティモシー・ダルトンは堅物に見えた。ブロスナンは、確かに他のボンドと比べると存在感が薄いが、まあまあハンサムで適度に洗練されていてアクションも無難にこなしているので、概ね悪くはないと思う。

『ゴールデンアイ』の公開は1995年。良作。ボンドガールが敵味方共に綺麗だ。ファムケ・ヤンセンとイザベラ・スコルプコ。そして、ジュディ・デンチがMとして初登場。

『トゥモロー・ネバー・ダイ』の公開は1997年。スパイ・アクション映画としては良作だと思うが、概してあまり印象に残らなかった。

『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の公開は1999年。ボンドガールとしてソフィー・マルソーが出演。公開時30代前半。10代だった頃の彼女にはよく見惚れたが、性悪な敵役である本作ではあまり魅力的には見えなかった。それだけ、役に徹していたということだろう。

『ダイ・アナザー・デイ』の公開は2002年。マドンナがカメオ出演。先日観覧した『ハウス・オブ・グッチ』に出ていた同じく歌姫のレディ・ガガは、あまり演技が上手いとは思わなかったが『ボディ』のマドンナよりは断然良かった。マドンナは欲張らずに歌とライブ・パフォーマンスに集中した方がファンも喜ぶと思う。そして、ジェフ・ブリッジスと同様、いかにもアメリカ人という出で立ちのマイケル・マドセンが出演。アメリカの竹内力だ。なぜか彼が出てくると嬉しくなる。存在感がある良い役者さん。ハル・ベリーも出演。それまで、ボンドガールは白人美女という固定観念があったので、アジア人やアフリカ系の俳優が出てくると、別に人種差別をしているつもりはなかったが、個人的には少し違和感を覚えていた。だが、ベリーには違和感が無かった。そして、人種はどうでもいいなと思い始めた。彼女の魅力が私の固定観念を変えてくれた。


ティモシー・ダルトンの007

ロジャー・ムーアの007

ショーン・コネリーの007

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