2022年4月14日木曜日

007 スカイフォール

202110月、『007 スカイフォール』をTVにて初観賞。その後も時折観賞。2012年公開のスパイ・アクション映画。ダニエル・クレイグ版007の3作目。

世界各国のテロ組織に潜入しているNATOの工作員の情報が収められたPCのハードディスクが何者かに盗まれて、その何者かにMI6のボスであるMが狙われるお話。

序盤から非情な采配を取るM。その結果、ジェームズ・ボンドが味方の銃弾を受けて高所から落下して行方不明になる。奇跡的に生き延びたボンドはそのまま失踪するが、その後、MI6の本部が爆破された事を知り、Mの元に駆け付けて職務に復帰する。敵のMへの執着心はすさまじく、ボンドは最終的にスカイフォールと呼ばれる彼の生家にMを匿い、執拗に彼女を付け狙う敵との最後の決戦に挑む。

本作も本格的なアクションシーン満載。終盤の闘いではMも自ら銃を手に取る。そんな彼女が「銃はヘタなの」と話す様が愛らしい。

『ゴールデンアイ』から8作続けてMを演じているジュディ・デンチ。本作のボンドガールは彼女だろう。他にも2人の若い美女が登場するが、そして、デンチは小太りの中年女性ではあるが、彼女の持つ存在感が圧倒的で若い2人の印象は薄い。その上、彼女が演じるMの毅然とした姿勢や物腰には若い女性には醸し出せない凄みや落ち着いた雰囲気があり、それがまたチャーミングでもある。

また、過去に007を演じていてもおかしくなかった、風貌がまさに英国紳士のレイフ・ファインズが、Mに引退を勧める英国政府の高官として出演。そして、『ノーカントリー』での怪演が有名なハビエル・バルデルが悪役で出演。脇役陣に存在感がある為、他の作品と比べるとボンドの印象が若干薄めなアクション映画の良作。

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