2022年6月14日火曜日

トップガン マーヴェリック

2022年6月、Movix亀有にて『トップガン マーヴェリック』を初観賞した。2022年公開のアクション映画。1986年に公開された『トップガン』の続編。両作ともにトム・クルーズ主演。

若い頃のトム・クルーズが好きではなかったので長い間観ていなかった前作。本作をより楽しむために、その公開直前の2022年5月にTV画面で観賞。36年前の作品なので所々古臭く感じたが、若い優秀なパイロット同士の友情やら親友の死やら、そして、久しぶりに見たメグ・ライアンの可愛らしさやらで、想像以上に観応えがあった。

優秀なパイロットをさらに訓練する学校、トップガンの卒業生でもあり元教官でもある、トム・クルーズ演じるマーヴェリックが、再び教官として復帰して彼の教え子たちと共にならず者国家と闘うお話。

前作を映画館でご覧になっていたファンの方々ほどの思い入れが無いので、マッハ10以上の記録を出すためにテスト・パイロットのマーヴェリックが無茶をする冒頭の場面では、エド・ハリスが現れた時に大好きな映画『ライトスタッフ』を思い出していた。ハリスではなくサム・シェパードだったら完璧なキャスティングだったが、もう亡くなっていらっしゃるので仕方がないな。

トム・クルーズの肉体美は相変わらずだった。若いパイロットたちに混じって海辺でアメフトに興じるマーヴェリックの水着姿は他の若者たちのそれと引けを取らないほど若々しかった。公開時に劇場観覧した『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では走りまくっていたトム様。『ミッション:インポッシブル』最新作でもまた素晴らしいアクションを披露してくれるだろう。死なない程度に頑張って頂きたい。

最新のアクション映画の映像に見慣れていたので、前作のドッグファイトには物足りなさを感じてしまったが、本作のそれは臨場感がハンパなくてとても素晴らしかった。観賞中、IMAXで観るべきだったと悔やみもした。

前作は音楽も評価されているが、私には懐かしさしか感じられなかった。だが、本作で聞こえてきたデヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」や・レックスの「ゲット・イット・オン」には鳥肌が立った。そして、極めつけは戦闘機の飛行中に流れたザ・フーの「無法の世界」のシンセサイザー。3曲とも前作公開前の発表曲。そんな古い曲たちが選ばれた本作の音楽担当には新たにレディ・ガガが加わっている。『ハウス・オブ・グッチ』では、歌手を本業としている割にはなかなかの演技を披露していたガガ様。彼女の好みが自分の好みと似ているのかもしれないと思えて嬉しい。

マーヴェリックと、前作で彼の親友だったグースの息子であるルースターとの確執や、ルースターと、彼のライバルでニヤケ顔のハングマンとの友情等、ドラマとしても観応え十分な素晴らしい超娯楽大作。

0 件のコメント:

コメントを投稿