2022年5月2日月曜日

スパイダーマン

『スパイダーマン』を初めて観たのは2005年頃。2002年公開のスーパーヒーロー映画。監督はサム・ライミ。公開当時、映画監督の井筒和幸さんがTVで絶賛していたが、そんなに凄い作品なのかなと疑っていた。数年後、TV画面にて初観賞。当時はアクション映画をあまり好きではなかったが、面白かった。主演のトビー・マグワイアに興味を持った作品でもある。初観賞後、立て続けに『サイダーハウス・ルール』と『シー・ビスケット』を観賞。本シリーズ同様、今でも好きな作品群だ。そして、2022年1月に観たスパイダーマンシリーズの最新作『ノー・ウェイ・ホーム』が素晴らしかったので、もう一度シリーズを通して観直したくなり何度目かの再観賞。

特殊な蜘蛛に刺された高校生のピーター・パーカーが人間離れをした身体能力を手に入れてスパイダーマンとして街の悪者を退治するお話。

本作を観る度に冒頭のダサすぎるパーカーに違和感を覚える。そして、そのダサさと能力を身につけて変わってしまった彼とのギャップがあり過ぎるにもかかわらず、その事に驚きつつもそこまで深刻に騒いでいない彼のクラスメートたちや友人たちに不自然さを感じる。ま、コミックが原作だし、娯楽作品なのだから、その程度の事に目くじらを立てても仕方がないが。トビー・マグワイアが演じたのが、超ハンサムではないがどこか魅力的で頭脳明晰なピーター。そんな彼が想いを寄せるメリー・ジェーン役のキルスティン・ダンストは普通の美人。だから、なぜこんな大作のヒロイン役に抜擢されたのだろうと最初は思っていた。次作以降はもっと綺麗になっているので、彼女をキャスティングした方に先見の明があったという事だろう。もしくは、私に女性を見る目が無いのか、彼女の容姿が西洋人好みなのだろう。ピーターとMJの初々しいロマンス、そして、その二人の友人ハリーが加わった友情物語が微笑ましい。

また、最新作『ノー・ウェイ・ホーム』のテーマにもなっているフレーズ「大いなる力には大いなる責任が伴う」を、ピーターの叔父ベンが彼に諭すように伝えているシーンは、初観賞時は何とも思わなかったが、最新作観賞後の今回は、緊張感を持ってしっかりと観た。感動的な瞬間だ。

悪役は名優ウィレム・デフォー。見所満載の娯楽大作。


スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

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