2021年4月30日金曜日

パトリオット・ゲーム

先日、『パトリオット・ゲーム』をTV観賞した。1992年公開のアクション映画。原作はトム・クランシーの小説『愛国者のゲーム』。ハリソン・フォード主演。

元CIA分析官ジャック・ライアンが、IRAのメンバーであるショーン・ミラーから、ミラーの弟の仇として家族もろとも執念深く付け狙われるお話。

昔、何度か観賞。当時は最新に感じたPCが、今回は古臭く見えて、特にその大きさに懐かしさを感じつつ笑ってしまった。そして、ショーン・ミラーを演じるショーン・ビーンを観ながら、『IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。』の主人公役の俳優、ジェームズ・マカヴォイに対して既視感を覚えていた事を思い出した。二人は雰囲気がとてもよく似ている。親子かもなと思って調べてみたところ、それぞれイングランド人とスコットランド人。赤の他人だった。同じ英国人だから似ているというだけ、という事実に少しがっかりした。今回は、既に本作を何度が観ていた」ので、こういうどうでもいい、物語とは全く関係の無い事が気になる観賞となった。

作品としてはまあまあのアクション映画。1990年代のジャック・ライアン・シリーズの映画の中では、前作の『レッド・オクトーバーを追え!』の方が好みだが、次作の『今そこにある危機』よりは好きだ。ただ、3作品とも面白さにそれ程の差は無い。ジャック・ライアン役の俳優に関しては、2002年公開の『トータル・フィアーズ』のベン・アフレックを含めても、CIA分析官として一番適役なのは、洗練された雰囲気を放っているアレック・ボールドウィンだと思う。

本作でジャック・ライアンを演じたハリソン・フォードは、ハン・ソロや『ブレードランナー』のデッカードのような闘う男がよく似合う。本作の終盤でIRAのテロリストと闘う彼の姿は、『エアフォース・ワン』にてテロリストと格闘する大統領役を好演した時の彼を連想したが、次作の『今そこにある危機』でのスーツ姿でパソコンを使う彼の姿には違和感しか無かった。もちろん、これは、彼には常にラフであってほしいと願う私の彼への勝手なイメージだ。また、『エクスペンダブルズ3』に出演していた彼は、残念ながら、スタローンやシュワルツェネッガーより見劣りしていた。筋肉量の差は如何ともし難い。

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