2024年9月10日火曜日

ルックバック(2024)

『ルックバック』。 アニメーション映画。押山清高監督作。原作は藤本タツキ。

一心不乱に漫画を描き続け力尽きたら雑魚寝して目が覚めたらまた描き続けた高校生の藤野と京本。絵を通じて出会って生まれた友情、絆、愛。いつまでも心のどこかで繋がり続けていた二人の哀しくも微笑ましい物語。

大評判だったので観覧したが、おっさんの私には女の子たちの青春は少し遠かったため、心までは響かず。それでも、ラストは沁みた。人生は続く。

そして、観覧後、絵を描くことに情熱を燃やす若者たちが描かれている『ブルーピリオド』を観る気になった。

2024年9月7日土曜日

グランド・イリュージョン(2013)

『グランド・イリュージョン』。アメリカのミステリー・ドラマ映画。ルイ・ルリエ監督作。主演はジェシー・アイゼンバーグ。

4人の名マジシャンが何者かの指示を受けてチームとしてマジックを繰り広げるお話。

メンタリズムは心理学でもあるので興味はあるが、マジックを見ていると、知的で凄いとは思うもののそのトリックを見破ろうとする気にはなれない。無駄な時間に思えてしまう。マジック・ショーは、そのマジックの素晴らしさを披露するためだけのもので、よほどのマジシャンではない限り、スポーツ観戦とも違って人間ドラマを感じられない。

本作はスタイリッシュでなかなかのミステリーだったが、マジックが好きではないため、それほど好きにはなれなかった。

2024年9月6日金曜日

新米記者トロッ子(2024)

『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』。日本の青春映画。小林啓一監督作。

アイドルの平手友梨奈が主演した『響 -HIBIKI-』(2018年作)がとてもよかったので期待して本作を観てみたが、主演で櫻坂46のメンバー藤吉夏鈴の演技は、特に下手とは思わなかったものの、あまりにも普通過ぎたので眠気との戦いとなった。だが、お目当てだった高石あかりは輝いていた。特に高嶋政伸との対決は観応えがあった。

終盤は想像を超えた怒涛の展開で面白かった。カタルシスがえぐかった。観終わった後にもう一回観たいと思った。

藤吉夏鈴は最後まで低調で、やはり、アイドルを安易に主演させるのは問題があるなと思った。しかし、川栄李奈や深川麻衣といった私が好きな役者さんも元アイドルでもあるので今後も頑張って頂きたい。

2024年9月3日火曜日

彼女が目覚めるその日まで(2016)

『彼女が目覚めるその日まで』。カナダ、アイルランド、アメリカの合作ドラマ映画。ジェラルド・バレット監督作。主演はクロエ・グレース・モレッツ。

突然謎の症状に苦しみ始めて何かの発作まで起こしてしまった若い女性の物語。

精神的な苦しみだったら、誰にも信じてもらえない時は、「こいつら馬鹿だからな」と思えば済む話だが、原因不明の何かに脳や体が苦しめられている時にその苦しみを誰にも分かってもらえないと絶望するだろう。そんな様を主演のクロエ・グレース・モレッツがチャーミングに熱演。彼女は本当に何をやっても可愛らしい。

自分の話を誰も信じてくれず途方に暮れる『SMILE/スマイル』の主人公を観て本作を思い出した。

2024年8月31日土曜日

悪魔を憐れむ歌(1998)

『悪魔を憐れむ歌』。ホラー映画。グレゴリー・ホブリット監督作。主演はデンゼル・ワシントン。

目に見えない悪魔が人に乗り移るお話。

『SMILE/スマイル』と似ているが、本作はそれほど複雑でもないのですごく怖かった。心に憑りつかれるのは本当に恐ろしい。目に見える妖怪や霊は分かってもられるかもしれないが、目に見えないものを誰かに信じてもらうのは本当に難しいと思う。

ローリング・ストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の印象が本作の観賞後に変わった。あの猫はあの後どうなったんだろう。続編があったら観てみたい。

2024年8月30日金曜日

スマイル(2022)

『SMILE/スマイル』。アメリカのホラー映画。パーカー・フィン監督作。主演はソシー・ベーコン。

人の強い念や呪いや祟りのようなものが人の心に乗り移った様が怖かった。だが、途中から複雑になってきてついていけなくなった。そもそも、主人公の子供の頃からのトラウマの描写は必要だったのだろうか。ホラーは複雑になるにつれて恐ろしさが減る、と感じた。これはホラー好きか知能が高い人しか楽しめないのでは、とすら思った。

観賞後に主演のソシー・ベーコンがケビン・ベーコンの娘だと知って驚いた。彼のファンだっただけに気づけなくて悔しかった。

2024年8月29日木曜日

あのコはだぁれ?(2024)

『あのコはだぁれ?』。日本のホラー。清水崇監督作。主演は渋谷凪咲。

Jホラーを初めて映画館で観賞。怖さは自分の部屋で観るよりも倍増するかな、と思ったが、逆だった。見ず知らずの他人でも、一緒に観ている人がいるのといないのとでは全然違う。夜遅くに一人で部屋の電気を消して観るのが一番怖いのだろう。日頃からホラーを観る時は常に昼か夜でも早い時間に部屋を明るくして観ることにしている。

B級映画にありがちな端役の演技の拙さに白けてしまった。やはり、演技の上手い役者たちばかりの作品とは違う。それでも、映画初主演の渋谷凪咲は初めての割には好演していたと思う。彼女のファンには堪らない作品だろう。私も、全く好きではなかったが、少し好きになりかけた。そして、ラストが衝撃的。総合的にも面白かった。ロングランの理由も分かった。

2024年8月26日月曜日

逃亡者(1990)

 『逃亡者』。アメリカのアクション・スリラー映画。マイケル・チミノ監督作。主演はミッキー・ローク。

アンソニー・ホプキンスも出演。翌年の『羊たちの沈黙』でのレスター博士役とは全く違って冴えないおじさん役だ。作品としても、あのアカデミー受賞作品と違って古臭く感じた。だが、ミッキー・ロークはセクシーでカッコよかった。

2024年8月25日日曜日

犬神家の一族(1976)

『犬神家の一族』。日本のミステリー・ドラマ映画。市川崑監督作。主演は石坂浩二。原作は横溝正史の小説。

胸糞というほどではないが、気分が重くなる作品。

高峰三枝子が、特にクライマックスの場面で綺麗だった。その不敵な面構えに色気が漂っていた。公開時50代後半。凄い。若い島田陽子よりも断然綺麗だった。

草笛光子も出演。公開当時は40代前半。抜群の存在感だった。そして、現在は90歳。今年公開された『九十歳。何がめでたい』にも主演している。とても息の長い役者さんだ。

頭のふけが多い金田一耕助。私も学生時代は多かったが、髪が薄くなるにつれて減っていった。年を取った。

2024年8月23日金曜日

追い詰められて(1987)

『追い詰められて』。アメリカのアクション・スリラー映画。ロジャー・ドナルドソン監督作。主演はケビン・コスナー。

ケビン・コスナーとジーン・ハックマンが共演しているので観てみたが、彼らの演技というよりスリラー映画として魅せられた。そして、最後にちょっとした驚きが待っていた。残念ながら、作品自体は同年に公開された『アンタッチャブル』と違って古く感じた。

コスナーの白い軍服に違和感。『JFK』や『13デイズ』の時のようなスーツ姿の方が好きだ。