2021年10月31日日曜日

ザ・スーサイド・スクワッド

2021年9月、Movix亀有にて『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を初観賞した。2021年公開のアメリカ映画。2016年公開の『スーサイド・スクワッド』を観ていなかったので、それを観た後の方がいいかなとも思ったが、前知識無しでも楽しめる作品とも聞いたので予習をせずに観覧。DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の10作品目だという事を今回初めて知った。

DCコミックスの悪者たちが、スーサイド・スクワッドという特殊部隊をアメリカ政府の命令で結成させられ、与えられたミッションを遂行するお話。本作では、そのスーサイド・スクワッドが、南米の島国に送り込まれその地で死闘を繰り広げる。

ゴア描写が無駄に多い、コメディ要素満載のハンパないアクション映画。ノリが軽くてスタイリッシュでハードボイルド。娯楽映画の傑作だ。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの、拷問後の暴れっぷりとリンゴをかじりながらチームリーダーに向ける邪悪な笑みが素敵すぎた。

一週間後、ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸にて再観覧。前回はマーゴット・ロビーにくぎ付けになったが、2回目は彼女だけではなく他のキャラの活躍ぶりにも魅せられた。特にサメ人間ナナウエとネズミ使いのクレオに惹きつけられた。ナナウエは、サメと人間のハイブリッドという設定で、すぐに人間を食べたがるという恐ろしい生き物だが、クレオの言う事は聴くという可愛い面もあって可笑しかった。そして、クレオ、というよりは、彼女が操るネズミたち。巨大な敵との闘いで活躍した彼らを見ながら、世界最強の生物はゴキブリではなくドブネズミだなと思った。ロックバンド、ブルーハーツの「リンダリンダ」の歌詞「ドブネズミみたいに美しくなりたい」というフレーズはあまり好きではなかったが、本作の彼らを見て少し考えを改めた。まだ美しくは見えないが、彼らにだって生存の権利はあるし、見方によっては可愛い生き物だ。

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